ここから本文です

スカイラークから「すかいらーく」へ 巨大外食チェーン、成長の歴史

7/5(水) 15:30配信

ホウドウキョク

「ガスト」、「バーミヤン」、「ジョナサン」、「夢庵」…。

いずれも馴染みの深いファミレスだが、これらがすべて同じグループの店だということをご存知だろうか。そのグループとは、ひばりのマークでおなじみの「すかいらーく」グループ。

ファミレス店舗としての「すかいらーく」は2009年の川口新郷店(埼玉県川口市)の閉店ですべてなくなったが(海外では台湾に「スカイラーク」が7店舗ある)、グループとしては2017年5月時点で20以上のブランド、約3000店舗を展開する“世界最大級の直営レストランチェーン”に成長した。

そんな一大グループの前身は小さなスーパーだった。

前身は西東京市の地元密着型スーパー「ことぶき食品」

1962年に横川4兄弟が、東京都北多摩郡保谷町(現・西東京市)のひばりが丘団地にスーパー「ことぶき食品」を開いた。

しかし、大手スーパーチェーンの進出によって経営に陰りが見え始める。彼らは新たな商売のヒントを求めて、1969年にアメリカのロードサイドレストランを視察した。

当時、アメリカのレストラン業界には従来なかった「コーヒーショップ」と「ファーストフード」という形態の外食チェーンが急速に成長していた。帰国後、彼らが選んだのは「コーヒーショップ」としてのチェーンストア化構想。「ファーストフード」では大資本に太刀打ちできないという読みもあったという。

やがて、1970年に東京・府中市に「スカイラーク」1号店となる国立店がオープンした。なお、カタカナ表記だった店名は、この4年後にひらがな表記となる。

アメリカの「コーヒーショップ」はビジネスマンユースだった一方で、「すかいらーく」は時代の需要を読んで郊外のファミリー層をターゲットにした。「ファミリーレストラン」と銘打ったのも日本初だった。

その頃はまだ郊外の“田舎”だった国立への出店にレストラン業界は「失敗するだろう」と予想。しかし、車社会の到来も手伝い、ふたを開けてみると新しい発想のロードサイドレストランは連日の大盛況となった。

1/2ページ

最終更新:7/5(水) 15:30
ホウドウキョク