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二人が生み出す絶妙な空気 めざましクラシックス20周年 27日から東京芸術劇場でサマーフェス

7/5(水) 13:37配信

カナロコ by 神奈川新聞

 バイオリニストの高嶋ちさ子(48)とフジテレビアナウンサーの軽部真一(54)がプロデュースを手掛け、出演もするコンサート「めざましクラシックス(めざクラ)」が20周年を迎え、27日から30日まで、東京芸術劇場コンサートホールで「サマーフェスティバル2017」を行う。全5公演で、過去にライブ出演した小田和正(28日)のほか、発売中の記念盤「めざましクラシックス withフレンズ」で共演した鈴木雅之(29日)らが登場する。

 「飽きっぽくて気が短い高嶋さんと20年、300回以上も公演を重ねてきた自分を褒めたい」と軽部。横で聞いていた高嶋は「飽きっぽいけど、物持ちはいい」と共にライフワークになった年月を振り返る。
 1996年に、テレビの企画で出会い意気投合。「クラシックは眠そうというイメージを払拭(ふっしょく)したい」と97年9月に第1回が幕を開けた。舞台ではベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」を、盛り上がる終盤を中心に展開。クラシックをアレンジするなんてご法度と背を向けられるのでは…と不安もあったが、初回からお祭りのような大騒ぎになった。

 「打ち上げも高揚感でいっぱいだった」と懐かしむ軽部に、「覚えていない」と高嶋。毒舌家の高嶋が仕掛ける“口撃”は見ている側が縮み上がりそうな緊張感があるが、二人だから生まれる絶妙な空気がファンの心をつかみ、道を切り開いた。高嶋は「時代が追い付いてきた」と胸を張る。

 300回を超える公演。けんしょう炎で満足いく演奏ができないと高嶋が、楽屋を真っ暗にして自身を追い詰めた日もあった。どんなときも前進する方法を模索するのは、続ける大変さを知っているからだ。

 ライブ最終日には、過去に“求婚”したこともある藤井フミヤも出演する予定。「アルバムでは大好きな『アナザーオリオン』を歌ってもらった」と目がハートの高嶋。「そんな、ちさちゃんは見たくないと叱った」と、軽部は眉をひそめる。「いろいろあったけれど、アナウンサー生活30年で最もうれしかったのはめざクラ」と“相棒”に感謝した。