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ハマから世界王者を  ベテランボクサー大竹選手、応援広がる 

7/5(水) 14:16配信

カナロコ by 神奈川新聞

 世界王者を目指すベテランボクサーを応援する輪が横浜市内で広がっている。6月29日夜、メンバーらによる決起大会が中区で開かれ、夢の実現に向けて思いを一つにした。

 6日に36歳となる東洋太平洋スーパーバンタム級王者の大竹秀典選手はプロボクサーの傍ら、同区の地ビールレストラン「驛(うまや)の食卓」の厨房(ちゅうぼう)で働く。

 大竹選手は東京・下北沢の金子ジム所属。福島県出身で川崎市内に住む。横浜と縁ができたのは、レストランを経営する横浜ビールの太田久士社長(55)が同ジムに練習生として通っていた2011年。試合を見てほれ込み、レストランで働くことになった。

 1年後には日本王座を奪取。14年11月には世界王座にも挑戦した。

 太田社長は「最初は反対もあったが、彼の実直さで店が一つになり、仲間の誇りとなった。そして人としての大竹の魅力を感じた経営者たちにも人の輪が広がった」と応援団が出来上がる過程を話す。今やIT企業、医療機関など30を超える企業・法人が支えている。

 最初の世界戦は英国で地元選手に12回判定負けだったが、完全アウェーの中で最後まで闘って評価を上げた。今年3月には東洋太平洋王座決定戦を制して新王者となり、7月19日に東京・後楽園ホールで初防衛戦を迎える。

 決起大会には70人が集まり激励。大竹選手は「ここまでしてもらって負けるわけにはいかない。勝って世界戦につなげたい」と決意を語った。