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県西部で土砂崩れ相次ぐ 大雨猛威、JR運休や遅れ

7/5(水) 0:52配信

北日本新聞

 降り続く雨が、道や堤防を押し流した。4日の県内は、南砺市や高岡市などで道路の崩壊や土砂崩れなどの被害が相次いだ。いずれもけが人や住宅などの被害はなかった。県内の交通機関にも乱れが生じた。

 南砺市利賀村上百瀬では百瀬川沿いの市道が65メートルにわたり崩壊。現場は金剛堂山の登山口付近の百瀬川左岸で、川が湾曲し、市道方向に流れが注ぐ箇所だった。

 市利賀行政センターによると、大雨による増水で流れが急になり、削り取られたとみられる。市道下に埋められていた小水力発電用の導水管が寸断され、金剛堂山へ通じる簡易式の橋や石積みの水飲み場も流された。橋などの復旧の見通しは立っていない。

 同市桂(上平)では桂湖へ通じる市道20~30メートルに土砂が崩れ落ちた。桂湖周辺のコテージに宿泊している人はなく、孤立などの事態には至らなかったという。

 同市西赤尾町の県道福光・上平線でも約5メートルにわたり土砂が崩れ通行止めとなった。

 砺波市小杉では大雨の影響で西新又口用水路の水量が増し、堤防約10メートルが決壊。隣接する荒又洪水調整池の新設工事現場に水が流れ込んだ。

 建設中の調整池は来年度完成予定で、出村忍小杉自治会長(66)は1日も用水の水量が多くなり心配していたという。「この用水は過去に何度もあふれている。工事が完了すればこういうこともなくなるはず。早く完成してほしい」と話した。

 高岡市は4日までに確認された豪雨被害の発生状況をまとめた。市道3カ所と林道3カ所の計6カ所でのり面が崩壊するなどし、市道勝木原3号線が通行止めとなった。福岡町沢川では農道の欠損や水田に土砂が流入し、水稲被害が発生した。太田の2カ所と城光寺、勝木原では土砂崩れも起きたが、いずれもけが人や住宅などの被害はないという。

 JR北陸線は、小松-金沢駅間で午前9時45分ごろから約3時間にわたって運転を見合わせた。普通、特急列車で計27本が運休し、22本が最大3時間43分遅れた。約7700人に影響した。このほか、城端、高山の各線でダイヤが乱れ、計6本で運休や遅れが生じた。

 県内の河川は、小矢部川、黒部川、片貝川でそれぞれ氾濫注意水位を超えた。小矢部川は同日夕までに基準水位を下回った。

北日本新聞社

最終更新:7/5(水) 0:52
北日本新聞