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ロス・ブラウン、ホンダF1の苦戦を問題視。「新規参入者が3年以内に戦えるようになる」規則導入を望む

7/5(水) 7:53配信

オートスポーツweb

 F1のモータースポーツ担当マネジングディレクターであるロス・ブラウンが、ホンダが望むのであれば、苦境から抜け出すための手助けをする用意があると改めて発言した。ブラウンは、将来、F1レギュレーションを見直し、新たなマニュファクチャラーが参入しやすい環境を作りたいとの考えも示している。

フェルナンド・アロンソはアゼルバイジャンGPで9位で完走、マクラーレン・ホンダにとって2017年初のポイントを獲得した

 カナダGPの週末、F1のスポーツ面を取り仕切るブラウンが、F1にとってホンダは大事な存在であり、状況を改善するためのサポートをしたいと発言した。

「彼らが今後やるべきことを明確にする手助けができるかどうかを確認するため、彼らと話をしてきた」とロス・ブラウンはBBC Sportに対して語った。

「我々はホンダはこのスポーツの重要なメンバーであると考えている。もし今後改善していこうという彼らの取り組みをサポートするために我々にできることがあるなら、それを実行する」

 この発言を受け、ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、ブラウンと話をしたと述べていた。

 カナダでのコメントに続き、ブラウンは最近改めて、ホンダへのサポートについて発言を行った。

「ホンダが我々に助けを求めてくるのであれば、そしてそれが我々に可能な範囲であり、競争上、不公平な状況を生み出すものでなければ、手を差し伸べるつもりだ」とブラウンが語った。

「ホンダのための特別な技術的条件について交渉を行うつもりは全くない」

「ホンダのところに行って、エンジンのデザインをこうすべきだ、という話をしようという提案を行っているわけではない。ただ、F1に関与する我々が、彼らの野望を達成する手助けができるなら、そうするという話だ」


 ブラウンは、F1としては新しいマニュファクチャラーを参入させることを望んでいるが、それを実現するには今の複雑なエンジンレギュレーションを変更する必要があると考えている。

 2020年までは現行のターボハイブリッドV6エンジンを使用することになっているが、それより後の新エンジンレギュレーション計画について、FIAとマニュファクチャラー間ですでに協議が始まっている。

「過去の(コスワースV8の)時代には、エンジンは実質的にはシャシーとギヤボックスのスペーサーに過ぎなかった。誰もが同じエンジンを使っていたからだ。そういう状況がF1に大きな価値を与えるとは思わない。違いを生み出す価値というものがある」とブラウン。

「だがそれが大きすぎてはいけない。支配的な要素となってはならないのだ」

「まずはバランスを見つける必要がある。後から修正を加えるのは簡単ではないからだ。感情的な問題が持ち上がり、人々が対立し、不満を持つ者が出てくる」

「今の我々の立場は、新しいレギュレーションによって、見込まれるパフォーマンス差をコントロールし、より多くの人々にとって目標を達成可能にするため、重要な触媒の働きをすることにある」

「現在のパワーユニットはエンジニアリング面で非常に優れた作品であるが、残念ながら、すでに明らかになっているように、新しいマニュファクチャラーがこのチャレンジを克服するのは簡単ではない」

「あまりにも楽に対処できるようにはしたくないが、新たなマニュファクチャラーが参入し、立派な仕事をし、3年以内に高い競争力を発揮できることが可能であることが望ましい」

 ホンダはF1に復帰して3年目になるが、今シーズンも信頼性とパフォーマンス不足に悩んでおり、マクラーレン・ホンダは第8戦終了時点で、入賞は1度きりで、ランキング最下位に沈んでいる。

[オートスポーツweb ]