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県内大雨1人搬送、11棟浸水 1時間雨量、金沢は7月最大61・5ミリ

7/5(水) 1:53配信

北國新聞社

 4日の石川県内は梅雨前線の活動が活発化し、激しい雨が降った。金沢市では7月の観測史上最大となる1時間に61・5ミリの記録的な雨になった。宝達志水町では6月30日からの降水量が300ミリを超えた。七尾と能登、穴水の3市町は一時、計1259世帯3251人に避難勧告を出した。金沢で1人が救急搬送され、金沢と穴水、七尾の3市町で住宅や車庫など計11棟が床下浸水した。

 金沢地方気象台によると、6月30日午前10時から7月4日午後5時までの5日間の降水量は、宝達志水300・5ミリ、輪島市三井275・0ミリ、志賀270・0ミリ、金沢253・5ミリ、七尾と羽咋253・0ミリ。気象台は各市町に大雨警報、金沢と輪島、白山、能美、穴水、能登の6市町に土砂災害警戒情報を出した。

 金沢市によると、住宅5棟と車庫3棟、中村記念美術館の茶室が床下浸水した。道路39カ所で冠水し、農道など12カ所でのり面が崩壊した。地下道の冠水で立ち往生した車の運転手が救急搬送された。軽症とみられる。森下川は一時、氾濫危険水位を超えた。市は市民センターなど10カ所に自主避難所を開設した。

 穴水町は曽福地区の43世帯123人、七尾市は中島・熊木地区の831世帯2303人、能登町は瑞穂地区の385世帯825人にそれぞれ避難勧告を出した。志賀町富来高田では住民3人が自主避難した。

 津幡町牛首で山の斜面が高さ約5メートル、幅約10メートルにわたり崩れた。小松市中海町の梯川では、のり面が幅20メートル、高さ4メートルにわたり崩落した。県道は8路線で通行止めとなった。白山白川郷ホワイトロードも通行が規制された。

 JR北陸線は小松-金沢間で午前9時47分から約3時間、運転を見合わせた。特急と普通列車の計27本が運休し、22本に最大3時間43分の遅れが出て、約7700人に影響した。

 金沢地方気象台によると、5日の県内は曇りで明け方まで雨が降り、午後6時までの24時間降水量は多い所で80ミリと予想される。気象台は引き続き土砂災害などへの注意を呼び掛けている。

北國新聞社

最終更新:7/5(水) 1:53
北國新聞社