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弘道館に論語書寄贈 県、星さんに感謝状

7/6(木) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

書を弘道館に寄贈し、本県書道美術の振興と同館の魅力向上に貢献したとして、県は5日、日展理事で茨城書道美術振興会名誉顧問の星弘道(こうどう)さん(72)に感謝状を贈った。贈呈式が同日、水戸市三の丸の弘道館で開かれ、橋本昌知事から星さんに手渡された。

贈呈式には、書道関係者ら76人が出席した。星さんが寄贈した作品「黙而識之(もくしてこれをしるす)」がお披露目された。書家の作品が弘道館に寄贈されるのは歴史的資料を除いて初めて。作品は同日午後、資料展示室に展示された。

感謝状を受け取った星さんは「光栄」と喜びながら、作品に選んだ論語の一節について「蓄積した学問が自分の行動として表われてくる、そういう人柄になれということなんだと思う」と解釈を示した。

寄贈のきっかけは、偕楽園の好文亭で4月にあったふすま絵修復の県主催ワークショップ。星さんが下張り用和紙に揮毫(きごう)した際、寄贈の話が出た。その後の調整で、好文亭と対をなす施設の弘道館への寄贈が決まった。

星さんは1944年栃木県生まれ、東京都在住。筑西市出身の故浅香鉄心氏に師事。本県発祥の書道団体、日本書作院理事長。(大貫璃未)

茨城新聞社