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ソラコム、パケットに対する各種処理を可能にする「SORACOM Junction」

7/6(木) 15:01配信

BCN

 ソラコム(玉川憲社長)は、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」に、IoTデバイス機器がやり取りするパケットに対して、さまざまな処理を適用できる「SORACOM Junction」の提供を7月5日に開始した。

 SORACOM Junctionは、SORACOMのコアネットワーク上のパケット交換機能を有するVirtual Private Gateway(VPG)を通るパケットに対して、インスペクション、ミラーリング、リダイレクションの3つの機能を提供する。これらの機能が可能となるユースケースの例として、トラフィックの可視化、セキュリティの強化、トラフィックの制御などが考えられる。

 まず、インスペクション機能では、VPGを通過するパケットを解析し、アプリケーションの判別や、その統計情報のレポーティングを提供する。取得したパケットの統計情報を利用することで、例えば、IoTデバイスの通信先の可視化や、個人・法人向け通信サービスで主たるアクセス先の分析といった用途での利用が可能。パケットの統計情報は顧客の指定した宛先に送信することができる。

 次いで、ミラーリング機能では、VPGを通過するユーザーパケットのコピーを作成して顧客が指定したサーバーに送信。セキュリティの脅威の早期発見や異常検知に効果を発揮する。また、SPSパートナーのソリューションとの連携が可能で、7月5日からはトレンドマイクロが提供するセキュリティVNF(Virtual Network Function)とも連携する。このソリューションを利用することで、通信トラフィックに潜むセキュリティ脅威の可視化・制御が可能になり、さらに安全なIoTサービスを利用することができる。

 もうひとつ、リダイレクション機能では、VPGを通過するユーザパケットが常に顧客が指定したサーバーを経由するように経路を変更して転送することができる。例えば、トラフィックを制御するエンジンを経由させることでファイル配信やファームウェアダウンロードなどの帯域を絞ってセンサデータやアラートを優先したり、特定のアプリケーションの通信のみを許可するなど、独自ポリシーに従ったトラフィックの制御が可能となる。

 価格は、基本料金が15円/時間 (1万800円/月相当、1か月30日換算)、インスペクション機能利用料金が100円/時間。

最終更新:7/6(木) 15:01
BCN