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藤井四段 初黒星後初の対戦相手は高い壁“大名人の弟子で現名人の師匠”

7/6(木) 5:59配信

デイリースポーツ

 2日にデビューからの連勝記録が「29」でストップした将棋の最年少棋士・藤井聡太四段(14)が6日、関西将棋会館で順位戦C級2組に臨む。昇級のためには10戦全勝か9勝1敗が例年必要で、“負けられない戦い”となる。対戦相手の中田功七段(49)は“大名人の弟子で現名人の師匠”。将来の名人候補にとって、高い壁となりそうだ。

 連勝街道を猛進して、超がつくほどの注目を集めたが、竜王戦決勝トーナメント2回戦で佐々木勇気五段に敗れ小休止した藤井四段。初黒星後の初戦となる順位戦は、1年間かけて戦う、名人を頂点としたピラミッドを構成する、“棋界のペナントレース”だ。

 リスタートとなる藤井四段に立ちはだかる中田七段は、“名人の系譜”の中に存在する。師匠は大山康晴十五世名人。1962年に当時の全冠制覇にあたる“5冠王”となったのを始め、通算1433勝、名人位18期、王将20期など数々の歴代1位の記録を保持する「昭和の大名人」だ。

 自分にも他人にも厳しかった大山名人の指導を受けた中田七段は、師匠としても開花。門下から佐藤天彦現名人を輩出した。佐藤名人は、2016年に羽生善治3冠から、名人位を奪い、今年度も防衛した“現役最強”だ。

 中田七段の得意戦法は振り飛車。藤井四段が苦手としているとされ、関係者によれば「激戦は必至」という。14歳の天才が、再びの連勝街道を走り出せるか。注目を集めそうだ。