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セブンとアスクル業務提携 ネット通販でアマゾン対抗

7/7(金) 8:15配信

SankeiBiz

 流通大手セブン&アイ・ホールディングスとオフィス用品通販大手アスクルは6日、今秋からネット通販で提携すると発表した。両社のサイトで互いの商品を扱うほか、生鮮食品や加工食品の宅配を共同で実施。自前主義を捨てて協業へ踏み出し、国内小売市場でシェアを広げる米アマゾンに対抗する。

 アスクルの個人向け通販「ロハコ」は文具やインテリアの品ぞろえが多く、食品や書籍が充実しているセブンと商品を補完し合う。食材の宅配はアスクルの物流網を使い、東京都新宿区と文京区で11月に開始。来年中に23区へ広げ、2020年秋に首都圏へ拡大する計画だ。

 セブンは「リアル店舗とネット通販の融合」を掲げ、2年前にグループの通販サイトを結集した「オムニ7」を開始。当初は「18年度に売上高1兆円」を目指していたが、16年度は976億円にとどまった。

 「ネット通販の需要が高まる中、『自前』にこだわっていては客が離れる」(井阪隆一社長)と判断し、通販サイトの運営や自前の物流に強みを持つアスクルに協業を提案したという。

 アスクルは個人向け通販を次の成長分野と位置付けており、岩田彰一郎社長は発表会見で「セブンと力を合わせ、消費者にアマゾン以外の選択肢を提供したい」と意気込みを述べた。

 一方、生鮮食品の配送を4月に都内で始めているアマゾンは同日、配送地域をさらに横浜市11区などへ広げると発表した。セブン・アスクル陣営が顧客を取り込むためには、展開拡大のスピードも問われる。

 流通2強の一角であるセブンが他社との提携にかじを切ったことで、ネット通販の拡大に後れを取っているイオンの今後の出方も注目される。

最終更新:7/7(金) 8:15
SankeiBiz