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医療、介護職が情報共有 ICTで在宅療養支援 静岡県医師会

7/6(木) 7:45配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県医師会は2017年度から、県在宅医療・介護連携情報システム「シズケア・かけはし」の本格運用を始めた。医療、介護の専門職が、ICT(情報通信技術)を活用して情報を共有し、在宅療養する患者と家族を支える。県医師会は関係者に利用を呼び掛け、県全体での地域包括ケアシステムの構築を進める。

 患者の在宅療養を支える多職種・多事業所間で患者の情報をリアルタイムに共有できるほか、地図上に施設情報が示され、患者の退院時などに居住地やニーズに応じた施設のマッチングも可能。掲示板やメールの機能を使った情報交換もできる。5月末現在、714施設、2252人が登録している。

 「訪問看護ステーションいわた」(磐田市)は、同システムを16年度のモデル運用開始時から活用している。患者の状態や処置内容を画像付きで医師らと共有するとともに、患者のわずかな心の変化なども逐一報告し、サポートにつなげている。長瀬由美所長は「在宅療養支援には医療、介護職の連携が必須だが、まだ途上」と指摘する。市内ではシステムに関する勉強会もたびたび開かれ、利用拡大を図っている。

 国は18年4月までに地域の医療、介護資源の把握や関係者の情報共有支援を行うよう市町に求めているため、県医師会は行政にも積極的な活用を促す。担当者は「地域や患者ごとの在宅支援チームで、患者や家族の思いを実現できる態勢を整えてほしい」と話した。

静岡新聞社