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【巨人】中4日の菅野、広島0封で8勝!進化の裏に尊敬する楽天・則本から受ける刺激

7/6(木) 5:48配信

スポーツ報知

◆広島0―5巨人(5日・マツダスタジアム)

 巨人が首位・広島に今季初めて2戦連続の完封勝利を収め、同一カード3連戦の勝ち越しを決めた。2年ぶりの中4日で臨んだエース・菅野が6回3安打の熱投でリーグ単独トップの8勝目。7回はマシソン、8回を西村、9回はカミネロで締めて無失点リレーを完成させた。打線は2回、併殺打の間に1点を先制すると、7回には坂本勇が値千金の2点二塁打を放ち、9回は長野が2ラン。6日はルーキー・畠がプロ初先発し、3連勝を狙う。

 試合の流れを読み、ギアチェンジした。1―0の5回1死一、二塁。初めて得点圏に走者を背負った菅野は、会沢を低めの148キロで詰まらせて二ゴロ併殺に打ち取った。「この試合のカギになると思った。力で押し込めました」。内角を狙った球が中に入ったが、ねじ伏せる球威があった。

 9連戦の先発陣スクランブルで2年ぶりの中4日。無理に省エネ投球を考えず攻め続けた。最速153キロ。序盤から早打ちの広島打線に対し、初球の甘い球はほとんどなかった。「球数はそんなに気にしなかった。振らせながらファウルでカウントをつくれた」と凡打の山を築き、82球で6回までゼロを並べた。

 リーグトップの8勝目。進化の裏には互いに尊敬し合う楽天・則本の存在がある。WBC中はいつも一緒に行動し、普段から連絡を取り合う仲良しの後輩は、パ・トップの9勝。8試合連続2ケタ奪三振の“世界タイ記録”も樹立した。交流戦中、久しぶりに一緒に食事をし、大きな刺激を受けた。

 「則本は変化する勇気を持っている。『スプリットは菅野さんのワンシームの握りを参考にしている』と話していた。守りに入るというか、今まで通りやれば結果が出るだろうと思いがちですが、もっと良くなりたい、何か新しい変化球を覚えようとする貪欲さがある。かといって信念は曲げない。投球が素晴らしいのは誰が見ても分かりますが、人間的に尊敬している。もし彼がすごい選手じゃなくても尊敬できる存在です」

 菅野は先月から、セットポジションのグラブの位置を体の真ん中から二塁寄りに十数センチずらした。貪欲さが生んだ微調整だった。

 「畠とG球場で練習した時に『変化球が抜けるんですよ』と言っていて。左肩が開くならセットの時のグラブの位置を右側にしてみたら、と。それを自分でもやってみたら感覚が良かった。これは人に教える中で気づいたことですね」

 今カード前まで対戦成績1勝10敗だった広島に連勝。広島戦に巨人が2試合連続完封勝利するのは5年ぶりで、12球団一のチーム打率を誇る打線だからこそ価値も高い。由伸監督は「間隔が短かったけどいい投球をしてくれた」とたたえた。

 「今日マウンドに上がれたのも、トレーナーさんをはじめ、自分だけの力じゃない。感謝しています。広島にやられっぱなしじゃ同じプロとして恥ずかしい。昨日の田口も含め、投手陣として意地を見せることができた」。中4日で見せた菅野の気迫が、チームに勢いをもたらした。(片岡 優帆)

最終更新:7/10(月) 1:14
スポーツ報知

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