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W杯が具体的な目標に リハビリから復活の内田篤人に聞く

7/6(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 右膝蓋腱の炎症に長期間、悩まされてきたDF内田篤人は、16年12月のEL(欧州リーグ)のザルツブルク戦で1年9カ月ぶりの公式戦復帰を果たした。しかし、昨シーズンのプレー機会はその1試合のみ。独ブンデスリーガ出場は、15年3月から2年以上、遠ざかっている。所属するシャルケは今オフ、31歳のテデスコ新監督が就任。内田は2歳年上(!)の指揮官の下で完全復活を期することになる――。

「(ブンデスリーガ1部で昨シーズン4位の)ホッフェンハイムの(30歳のナーゲルスマン)監督も、若くして来シーズンのCL(欧州チャンピオンズリーグ)で采配を振る。世界的に監督が若くなり始めてるのかなって気はしてる。毎年シャルケも監督が代わってるけど、一緒に戦っていきたい」と10年夏から6年半、在籍した経験値を生かして同世代監督と共闘体制を築くつもりだ。

「(右膝が)去年のような感じだったら、自分がちゃんと(トレーニングを)すればイケるんじゃないか?という手応えはある。ただ、長くケガをしたので(来シーズンの)チーム構想に入ってなかったら、それはしょうがない。(ブンデスリーガの)開幕まで1カ月。(自分自身の立ち位置の)見極めが肝心。練習に行っても、チームメートに(同じように)動けない選手もいっぱいいる。それが自分なのか? 違うのか? 厳しいけど、そこはちゃんと見ないといけない」と現実を直視しながら、場合によっては「移籍も視野に入れる」構えだ。

 現時点で先行きは流動的だが、シャルケで定位置を奪回することができたら、日本代表復帰の道も見えてくる。

 1年後にはロシアW杯も開幕する。3度目の大舞台にかける思いは強いはずである。

「日本代表の試合やW杯とかに出させてもらって『凄くいい場所だった』と思います。代表復帰と言ってもらえるのはありがたいし、W杯が近づいたら、それが具体的な目標になるかも知れない。まずはチームで試合に出ることです」

 長いリハビリですさんだ心は昨秋、生まれた長女の存在が支えとなっている。

「お父さんになって、しゃべり方や表情が優しくなったと言われる」と内田本人も認めている。良い意味で大きく構え、物事に取り組めるようになった。

 人間的にも変化した内田篤人が、表舞台に戻ってくる日が楽しみだ。