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疲労懸念もなんの 菅野は「中4日」が巨人に吉と橋本清氏

7/6(木) 12:01配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 投手の肩は消耗品、を持論にする元横浜監督の権藤博氏ですら、「100球前後の球数を守るというのを絶対条件にすれば、中4日での先発はなにも問題ない。今の中5日、中6日のローテーションはちょっと甘すぎます」と言っている。

 5日の広島戦で巨人のエース菅野智之(27)が2年ぶりにその中4日で登板。チーム内から疲労を懸念する声が上がっていたが、どっこい6回3安打無失点の好投でリーグ単独トップとなる8勝目を挙げた。

「内容もよかった」

 と、評論家の橋本清氏がこう続ける。

「恐らく、最初から6回か7回を投げればいいと思っていたのでしょう。持ち球をバランス良く使いながらも、配球の主体にしていたのは直球系のボールでした。82球を投げて、直球系が半分以上の43球。シュートの割合も多く、打者の内角を大胆に突いた。中5日や中6日だと少しでも長いイニングを投げようと意識する余り、変化球が多くなる傾向がある。特に得意のスライダーに頼って一発を浴びるというケースがありますが、この日はそうした不安を感じさせませんでした」

■「これが本来の投球」

 先発したWBCの準決勝がそうだった。95球の球数制限がある中で、真っすぐを軸に米国の超強力打線を6回3安打1失点。日本代表投手コーチでもあった冒頭の権藤氏の、「真っすぐでどんどん攻める。スライダーに頼るのはもうなしだ」とのアドバイス通りの投球で、世界にスガノの名をアピールした。

「もともとスピード、キレとも申し分のないストレートを持っているのですから、それが本来の菅野の投球だと思います。Aクラス入りが現実的な目標となっている巨人の現状を考えても、菅野の中4日登板をイレギュラーな起用にするのはもったいない。現時点で6ゲーム差の3位DeNAを追いかけるためには、エースに中6日で完投してもらうより、中4日で登板数を増やし、球数100球を限度にその中でゲームをつくってもらった方がチームにはプラスだと思います」(橋本氏)

 試合後、中4日の疲労を問われた菅野は、「6回で代わったんで、まだまだ大丈夫」と答えた。メジャーじゃ中4日は当たり前。エースに5日も6日も休息を与える余裕は今の巨人にはない。

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