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SLと親会社が取り持つ「ご縁」…大井川鐵道が北海道の日高線特別展に協力

7/6(木) 20:00配信

レスポンス

大井川鐵道(静岡県島田市)は7月6日、北海道新ひだか町博物館の特別展「日高の鉄道」に特別出展すると発表した。特別展の開催期間は7月9日から2018年1月28日まで。

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大井川鐵道は、金谷~千頭間39.5kmの大井川本線と千頭~井川間25.5kmの井川線を運営している鉄道会社。国鉄からC11形蒸気機関車の227号機を譲り受け、1976年から大井川本線でSL列車『かわね路号』の運転を始めた。日本における蒸気機関車の保存運転の先駆けとして知られる。

近年は利用者の減少により経営が悪化。新ひだか町に本社があるホテル再生事業会社のエクリプス日高がスポンサーとなって経営再建を図ることが決まり、今年6月にはエクリプス日高が大井川鐵道の全株式を取得した。

大井川鐵道によると、C11 227は1942年の完成から1975年まで北海道の国鉄各線で運用されており、1974年頃には日高本線を走っていた可能性があるという。これに加え、エクリプス日高の本社が新ひだか町にあるという「ご縁」もあり、特別展の参加を決めた。大井川鐵道は、以前使っていた投炭用スコップなど17点の資料協力と展示協力を行う。

特別展は新ひだか町を通る日高本線の80周年記念企画として、7月9日から2018年1月28日まで行われる予定。北海道や日高の鉄道のあゆみ、日高本線を走った蒸気機関車に関する展示が行われる。初日の7月9日は大井川鐵道の前田忍社長が「鉄道事業と地域との関わり」と題した講演を行う予定だ。

日高本線は苫小牧~様似間146.5kmを結ぶJR北海道の鉄道路線。今から80年前の1937年に全通した。新ひだか町を含む鵡川~様似間116.0kmは災害の影響で2015年以降、運休が続いている。運休前から利用者が少なく、JR北海道は運休区間を廃止してバス転換する方針。残る苫小牧~鵡川間30.5kmも、上下分離方式の導入などを軸に沿線自治体と協議する方針を示している。

《レスポンス 草町義和》

最終更新:7/6(木) 20:00
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