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【レスリング】“どしょたん”土性沙羅が挑む世界選手権初V

7/6(木) 16:34配信

東スポWeb

 社会人になった“どしょたん”が、新生・日本女子レスリングを引っ張る。レスリングの世界選手権は8月にフランス・パリで開催されるが、一番の注目は昨夏のリオデジャネイロ五輪女子69キロ級金メダリストの土性沙羅(22=東新住建)。6月の全日本選抜選手権でも圧勝。名実ともに全国区になった日本重量級のエースは世界選手権で自身初の金メダル獲得に向け、新たな環境で心技体を鍛錬している。

 リオ五輪決勝、大逆転の金メダルから約1年。再び土性が世界の舞台に立つ日がやってきた。「五輪女王」の肩書こそついたが、世界選手権ではまだ優勝がない。「自分は世界で飛び抜けて強いわけではないので気を抜いたらダメ。挑んでいくつもりで戦う」とチャレンジャーの姿勢を強調している。

 今年3月に至学館大を卒業し、4月から東新住建に入社。晴れて社会人レスラーになった。大きな変化は寮を出たこと。夜9時だった門限がなくなり「行けるときですが、気分転換に大ファンの阪神戦を見に行ったり、好きなアーティストのライブを聞きに行きます」。学生時代にはなかなか難しかったリフレッシュもできるようになった。

 もちろん、これはたまのご褒美。普段は練習やケアなどで帰宅は夜9時近く。その後洗濯など身の回りのことをして11時に就寝。早朝に自宅から母校の練習場まで愛車(自転車)を漕ぎ、厳しい練習に臨むレスリング漬けの毎日には変わりない。食事は今まで通り寮で食べているが「自己管理に気をつけている」と時間の使い方などは今まで以上に意識が高まったという。

 リオ五輪後、イベントやテレビ出演など人前に出ることが増えた。以前は内気なタイプだったが、昨年末あたりは自他ともに「外に自分を出せるようになった」と変化を感じるようになった。お笑いコンビ、バナナマンの設楽統(44)に「どしょたん」と命名された愛称も定着。「すっかり慣れました」と笑顔だ。

 今大会は吉田沙保里(34=至学館大職)と伊調馨(33=ALSOK)、登坂絵莉(23=東新住建)が不在。リオ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(22=ジャパンビバレッジ)とともにエースとしての役割が期待される。「今までは引っ張ってもらってきたが、これからは引っ張っていけるようになりたい。チームの雰囲気を良くすること。どんどん声を出していく」。以前より外交的になったどしょたんの世界大会連覇挑戦に注目だ。

最終更新:7/6(木) 18:19
東スポWeb