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【ウィンブルドン】錦織、3時間15分かけ過去2戦2敗の難敵撃破「タフな選手で大変な試合だった」

7/6(木) 5:48配信

スポーツ報知

◆テニス ウィンブルドン選手権第3日 ▽男子シングルス2回戦 錦織圭3―1セルジー・スタホフスキー(5日、英ロンドン)

【写真】錦織、実は相手より苦労した敵が…

 【ロンドン5日=大和田佳世】男子シングルス2回戦で、第9シードの世界ランク9位・錦織圭(27)=日清食品=が、2年連続で3回戦に進出した。世界ランク122位のセルジー・スタホフスキー(31)=ウクライナ=を6―4、6―7、6―1、7―6で撃破。大会13勝目となり、佐藤次郎の日本男子最多14勝にあと1となった。次戦は第18シードで世界19位のロベルト・バウティスタ(29)=スペイン=が相手。過去4戦4勝と相性がいい。

 強い日差しの下、錦織が苦戦の末に2回戦を突破した。第4セットをタイブレイク8―6で取り切ると、赤く日焼けした顔で、片手を上げて声援に応えた。「試合前から厳しい試合になることは分かっていた。最後もタフだったが、いいゲームができた。健康体に戻れてうれしい。良い内容だったと思うので、プレーのレベルを上げたい」

 サービスエースを決めると、今度は「飛び回っている虫が気になった」とダブルフォルトが続く、不安定な戦いぶり。「相手は芝が得意でタフな選手だった。大変な試合だった。しっかり回復して次に向かいたい」。3時間15分かけて、過去2戦2敗の難敵に何とか勝利で終えた。

 「何でもできる選手」と警戒していた通り、スタホフスキーは長いラリーを続けたかと思えば、ドロップでネット前へ落としてきた。片手で打つバックハンドは伸びがあり、スライスも織り交ぜる。予選3回戦で伊藤竜馬(北日本物産)を破って本戦に進出。試合中はたびたび判定へのクレームをつけて自分のペースに引き込んできた。試合の様子を聞き「たっちゃん(伊藤)がイチャモンをつけられた。倒したい」と敵討ちを誓ったが、簡単ではなかった。

 1回戦は4ゲームしか落とさず、72分の完勝劇を披露した。今大会男子シングルスで棄権を除き、最も試合時間が短かった。初戦の舞台だった約1000人収容のコートから一転、この日はトップ選手らしく、1万人以上を収容する1番コートでの試合。暑さが影響したのか、それとも試合内容に飽きられたのか、開始時点では8割ほど埋まっていたスタンドは、次第に観客が減っていった。

 佐藤次郎が持つ日本人最多の大会14勝に王手をかけた。3回戦の相手はバウティスタ。「ベースラインで打ち合ってくる選手。何とか勝てるようにしたい」。過去4戦全勝と相性は良く、快進撃への足掛かりとしたい。

最終更新:7/7(金) 2:00
スポーツ報知