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NHK会長、TBS社長の「違和感」発言に「真摯に受け止めています」

7/6(木) 18:16配信

デイリースポーツ

 NHKが6日、東京・渋谷の同局内で、定例の会長会見を開いた。4日の総務省での会合で、NHKの坂本忠宣専務理事が放送番組の常時同時配信を「将来的に本来業務とさせてほしい」と発言したことに対し、TBSの武田信二社長が「大変な違和感」と懸念したことについて、NHKの上田良一会長は「真摯(しんし)に受け止めています」と反応した。

 電波による放送内容を、ネット上で配信することは放送事業を補完する業務として考えられてきた。今回、メインの業務を意味する「本来業務」という単語が総務省での会合で出てきたため、武田社長が疑問を呈した形となっていた。

 上田会長は「NHKとしては、放送が太い幹であって、インターネット活用業務は放送を補完し、(放送の)効用・効果を高めるものだという考え方に変わりはありません」との考えを示した。

 坂本専務理事の発言については、ネット上で常時同時配信をした際の料金負担について、受信料制度等検討委員会が答申案で「受信料型を目指すことに一定の合理性がある」としていることを踏まえ、それならば将来的に本来業務とさせていただきたい、という意味での発言だったと説明された。

 上田会長はTBSなど民放側とは「腹を割って意見交換をして、お互いの立場を理解しながらというのが私のスタンス」と、理解を求めて続けていくことを強調した。

 ただ、NHKによる常時同時配信は、放送法の改正が必要とはいえ、実現した場合に民放の事業を圧迫するという意見も根強い。上田会長は「合意に達しないとやらないのかというと、(民放とは)立場が必ずしも一緒ではありませんので」と、反論があった上でも常時同時配信へ動く可能性に含みを持たせた。