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県人会初のアジアサミット 15日、バンコク 福島の魅力発信

7/6(木) 8:58配信

福島民報

 インド、ベトナム、タイ、シンガポール、ミャンマーの5県人会は15日、タイ・バンコクでアジア圏初の県人会サミットを開く。6月3日に欧州で開かれた県人会サミットを契機に、アジアでもつながりを強化し、連携して福島の魅力発信を目指す。共同イベントなどを通して県産品の風評払拭(ふっしょく)や販路拡大、インバウンド(訪日外国人客)増加の方策を探る。
 インド県人会、在越県人会(ベトナム)、バンコク福島桃の会(タイ)、福島シンガポール県人会、ヤンゴン県人会(ミャンマー)の5県人会から合わせて10人程度が参加する。インド県人会のメンバーがオランダ・アムステルダムでの欧州4カ国(オランダ、イギリス、フランス、ドイツ)のサミット開催を知り、アジアでも県人会の協力関係を築こうと東南アジアの各県人会に開催を呼び掛けた。
 東京電力福島第一原発事故に伴う輸入規制が解除されているタイでは、2016(平成28)年の県産桃の輸入量が都道府県別で1位の21・5トンとなり県産農産物の知名度が高まっている。サミットでは、各県人会同士の親交を深めながら風評を払拭し、より多くの住民に県産品のおいしさを知ってもらう方策を話し合う。
 インド県人会は昨年からデリーの日本人学校で開かれている夏祭りに出店し、県産品をPRするなど活発な活動を展開している。今後の取り組みはサミットで詰めるが、インドでの活動などを例に、各県人会による情報交換を通じて各国で実施している県産品のPR活動の強化を図る。サミット開催を継続し、将来的には共同の企画を通して「ふくしまブランド」のアジア全域への拡大を目指す。
 福島県とアジア各国との交流の発展も目指す。各国で2020年東京五輪野球・ソフトボール競技の福島開催をアピールし、アジアの国々から福島への来県を促す。県などと協力し、各国の魅力を県民に発信し、相互理解の促進につなげる。
 サミットを企画したインド県人会の川原田英樹会長(54)=喜多方市出身=は「アジアの県人会全体で手を携え、福島の農産物のおいしさと安全性を発信していきたい」とし、他のアジア諸国にある県人会にサミットへの参加を呼び掛ける意向だ。インド県人会名誉会長の菊田豊駐インド公使(56)=福島市出身=は「五輪開催は、福島の良さを知ってもらえるチャンス。アジアからの観光客が増えるよう、手を携えて福島の魅力をPRしたい」と意欲を示した。

福島民報社

最終更新:7/6(木) 10:07
福島民報