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「老後はマンション投資の家賃収入で安泰」を待ち受ける落とし穴

7/6(木) 7:00配信

マネーの達人

マンション投資の賃料収入で老後は安泰か?

「年金があてにならない中で、マンション投資なら確実な賃料収入が安定的に老後をささえます」

こんな宣伝文句に、心惹かれる方もいるのではないでしょうか。

しかも、

「1000万円の投資で、年間100万円の家賃収入。利回りなんと10%。頭金ゼロでもオーケー。節税効果もあります」

などといわれたら、なおさら興味が増します。

「年金に10万円を上乗せできたら、楽な生活ができる」などと思うのではないでしょうか。

では、「1000万円の投資で、年間100万円の家賃収入。頭金ゼロ。節税効果あり」と言うのは、本当に魅力的な投資話なのでしょうか。

1000万円のマンションで、年間100万円の家賃収入ということは、月約8万3000円の家賃だということです。

都心でも、築10~20年くらいの中古マンションなら、1DKでこれくらいの賃料が取れる物件はあります。

■1000万円の物件、総返済額は約1727万円

ここでまず注意しなくてはいけないのは、1000万円の物件といっても、1000万円では買えないとうこと。

中古物件の場合、業者への手数料が3%プラス6万円というところが多く、さらに、登記費用や司法書士報酬、ローン事務手数料などで合計10%、つまり1100万円が必要。

さらに、クリーニング、リフォーム、エアコンや電子レンジなども付いていないと借り手がないので、こうした費用を50万円とすると、この1150万円が必要で、これを全額ローンで借りるとして計算しましょう。

投資用マンションのローン金利は通常の住宅ローンよりも少し高めなので、2~5%。仮に1150万円を3.5%、25年返済で借りると、総返済額は約1727万円。

月々の返済額は、約5万8000円になります。

そうすると、家賃が月8万3000円入ったとしても、約5万8000円がローンの支払いで消えるので、手元に残るのは2万5000円となります。

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最終更新:7/6(木) 7:00
マネーの達人