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高級シャインマスカット出荷開始 岡山・赤磐、ブランド名「煌乃」に一新

7/6(木) 22:13配信

山陽新聞デジタル

 JA岡山東山陽ブドウ部会(岡山県赤磐市下市)が特産化を目指す高級シャインマスカットの出荷が同市などで始まった。栽培方法に工夫を加え、通常より大粒で高品質のシャインマスカットを厳選。今年から生産地域を拡大し、ブランド名も「煌乃(きらめきの)」に一新。主に輸出用として高値で取引される。

 同ブランドは、1粒の重さ18グラム以上と県の出荷基準(15グラム以上)より大粒▽糖度18度以上―などの条件を満たしたもの。着果制限で一つの房に栄養を集中させ、形の悪い粒を念入りに摘果するなど栽培方法を研究してきた。同部会によると、1キロ7千円前後と一般的なシャインマスカットに比べて約4割高い。大阪の仲卸業者を通じ、大半が香港に輸出されるという。

 2014年に同部会が栽培を始め、昨年までは同市山陽地区の約40戸が「こだわりシャインマスカット」のブランド名で出荷してきた。市場での評価の高まりを受け、今年は同市吉井・熊山地区、岡山、備前市の農家も参入して計約70戸に拡大。地域を超えたブランドとして売り込むのを機に、名称を改めた。

 出荷は例年より数日早い3日に始まり、農家は糖度や粒の大きさを検査した上で、傷つけないよう慎重に摘み取っている。収穫後、各地の選果場で再び糖度検査を行い、品質保証のラベルを付けて箱詰めする。10月上旬までに、前年の約3倍の7トンの出荷を見込む。

 行本勝利部会長(71)は「栽培に本腰を入れる農家が増えてきた。品質をより高め、岡山を代表する果物ブランドに育てたい」と話している。