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一人っ子こそ就園前から始めよう!たくさんの経験と子ども同士の関わり

7/6(木) 12:04配信

ベネッセ 教育情報サイト

合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む赤ちゃんの平均数)が2人に満たない現在の日本では、一人っ子のお子さまも珍しくありません。学校のクラスの中でも一人っ子に出会う確率は高く、保護者同士で共感できることも多いでしょう。
ただ、一人っ子のお子さまは大人の中で生活する場面が多く、どのように関わっていけばよいのか不安を抱くかたもいるのではないでしょうか。ここではそんな一人っ子のお子さまに保護者がしてあげられることをご紹介します。

よくいわれる一人っ子の性格の傾向は?

「一人っ子」というとよく以下のようなことを言われることがありませんか?
・わがままで甘えん坊
・おおらかでゆったり
・一人遊びが上手
・マイルールをもっている など。
とはいえ、一人っ子のお子さまは必ずしもそうではありません。
お子さまの性格は、きょうだいがいる・いないということ以外にも、家庭環境や人との関わりで形成されていきます。
例えば家庭環境でいえば、保護者とのコミュニケーションの取り方や、父親が単身赴任なのか、また母親が専業主婦か仕事をしているか、祖父母が同居しているのかどうかなどが挙げられます。さらに広い意味での環境について考えると、小さい頃から保育園などに通っているのか、あるいは幼稚園年少まで保護者と過ごす時間が多かったかといったことも関係してくるでしょう。したがって、必ずしも「よくいわれる一人っ子の性格の傾向」が当てはまるわけではありません。

最初は同世代のお子さまと関わり、たくさんの経験を積もう!

一人っ子であることで、就園前は特にお子さまが大人の中で過ごす時間が多いと感じることがあると思います。それによって、お子さま同士で学べるコミュニケーションが足りなくなってしまうと感じるかたもいるかもしれません。
大人はお子さまの気持ちを尊重しながら無理なく関わってくれるため、大人に囲まれた環境はお子さまにとって平和なものです。しかし、その外の世界へ出ればお子さま自身の気持ちを無視した、お子さま同士の欲求と欲求のぶつかり合いがあります。そのぶつかり合いこそがお子さまのコミュニケーション能力を向上させられるもののひとつです。
将来のお子さまのことを考えると保護者が外へ出る機会を増やしてあげることが大切です。まず最初は歳の近いお子さま同士の関わりを増やしてあげましょう。

どんなお子さまでも、お子さま同士の関わりの中から学ぶことはたくさんあります。
最初は同じ目線で遊んでいるお子さまに気づき、興味をもつことから始まるでしょう。おもちゃを取ったり取られたりしながら、さまざまな感情を抱くこともあるかもしれません。一緒に遊ぶ機会が増えれば楽しさやうれしさ、共感を得ます。時にはケンカをすれば、痛みやさびしさ、悔しさといった感情も抱くでしょう。このようにさまざまなことを学ぶことになります。

お子さま同士の関わりには大人も驚いてしまうようなことが起こります。きょうだいゲンカなどの激しい衝突をすることのない一人っ子のお子さまが、さまざまな経験をするのを目にし、保護者のかたはつい手や口を出してしまいたくなるかもしれません。しかし、ここではお子さまの動向を見守りながら干渉しすぎないことを心がけましょう。するとお子さまはお子さまなりの言動を自らするようになり、お子さま同士の関わり方に折り合いをつけるようになっていきます。

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