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国産初のサラダ用金時豆を開発 北海道・十勝農試 煮崩れしにくい新品種、2年後普及へ

7/6(木) 7:10配信

北海道新聞

従来は米国、中国産が主流

 北海道立総合研究機構十勝農試(十勝管内芽室町)が、金時豆の新品種「十育(といく)S3号」を開発した。国産初のサラダ用金時豆で、近年の作付け減少傾向の原因とされる雨による品質低下に強い。煮崩れしづらく加工用として従来品種より優れているといい、十勝管内の農協では2年後の普及に向けて種の増産を本格化している。

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 十育S3号は、煮込んでも皮の色の濃さが維持されて、皮切れや煮崩れが少なく、サラダや洋風料理に適している。金時豆には、生育が順調に進んでも9月上旬の収穫期に雨に当たると濃い赤紫色が薄くなる「色流れ」しやすい性質があるが、十育S3号は色流れしにくい。今年1月には、道の優良品種の認定を受けた。

 国内のサラダ料理などに使われている金時豆の多くは、米国や中国産のレッドキドニー種。国産の大正金時は、煮込んだ時に皮が煮崩れて製品のロスが多いため、加工業者からも敬遠されているという。

 開発を進める十勝農試の佐藤仁主査は「この品種が、農家の金時豆離れを防ぐ品種に育ってほしい」と話している。

北海道新聞社

最終更新:7/6(木) 7:10
北海道新聞