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健大高崎高“機動破壊本”第2弾 「弱者の発想」より深く

7/6(木) 6:01配信

上毛新聞

 健大高崎高(群馬県高崎市)野球部の戦術にスポットを当てた指南書「機動破壊の秘策 健大高崎 実戦で使える走攻守96の究極プレー」(竹書房)が話題を呼んでいる。健大高崎高の葛原毅コーチ(34)の父で、「機動破壊」の言葉をつくった同校コーチの美峰さん(60)が全面協力した。著者でスポーツライターの田尻賢誉さん(41)=埼玉県=は、「健大野球の根底には『弱者の発想』があり、それは本来の野球の楽しさでもある。もっと多くの人に知ってもらいたい」と話している。

「力ないと思うチームにやりがいを」

 機動破壊は走塁を駆使して相手の隙を作り出す戦略。盗塁を重ねるだけでなく、相手に「走るかもしれない」と思わせることで心理的に優位に立ち、投手の集中力や守備の陣形の乱れを誘う。

 田尻さんはその本質を「観察力」と「駆け引き」にあると分析。普段の練習から意識し、試合中に考える癖を身に付けることで実現が可能とし、「強豪に一泡吹かせる材料にしてほしい」と話す。

 田尻さんの“機動破壊本”は2冊目。2年前に出版した「機動破壊 健大高崎 勝つための走塁・盗塁93の秘策」(竹書房)は3万部以上売れ、高校や中学の指導者から「試合で実践したら勝てた」と声が寄せられたという。

 執筆に協力した美峰さんは「体が小さく、足が遅くともできる『機動破壊』がある。力がないと思っているチームにやりがいを感じてもらいたい。群馬の野球が活性化するきっかけになれば」と話している。

上毛新聞社

最終更新:7/6(木) 6:01
上毛新聞