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三浦祐太朗「単純に凄い歌い手だと思った」母の曲を歌い紡ぐ意味

7/6(木) 12:03配信

MusicVoice

 シンガーソングライターの三浦祐太朗が7月5日に、カバーアルバム『I’m HOME』をリリースした。2008年にロックバンド・Peaky SALTのボーカリストとしてメジャーデビュー。2012年に松山千春の「旅立ち」のカバーでソロデビューした。今作は母である山口百惠の「さよならの向う側」「いい日旅立ち」などの名曲をカバーするというもの。自分に合うキーをアレンジャーの宮永治郎とカラオケに訪れ選曲された8曲を収録。三浦は「歌い出し、歌い尻、ビブラート、ブレスの位置など、今回は母の歌を忠実にやってみました」と、オリジナルを聴き込んでレコーディングに挑んだという。三浦は母について「単純に凄い歌い手だな、と思いました」と歌手としての才能を改めて感じたと話す。なぜ忠実に歌いあげようと思ったのか、自身のルーツについてや、宇崎竜童、阿木燿子、さだまさし、谷村新司などの豪華作家陣について、話を聞いた。

一人カラオケが好き

――『I’m HOME』をリリースすることになったきっかけは?

 去年、母(山口百惠)の楽曲をTVで歌うことが2回ほどありまして。その反響が今までにないくらい凄かった。そこからカバーアルバムを出さないか、という依頼を頂きました。それがそもそものきっかけですね。

――自身ではカバーアルバムという発想はなかった?

 何にもなかったですね。その話をもらってから葛藤はありました。このアルバムの話をしたら母が単純に喜んでくれて。自分が生きているうちにカバーをしてくれたら嬉しいという話をしてくれました。それがきっかけで自分の中で踏ん切りがつきました。

――お母様に後押しをされた部分もあると。カバーアルバム自体には興味はありましたか?

 そうですね。カラオケがとにかく好きなので。

――プロの方でカラオケが好きというのは珍しいです。

 一人カラオケが好きですね。カフェに行くくらいならカラオケに、という感じで。

――どんな曲を歌われますか?

 もうどんな曲でも。女性の曲でも、ラジオでゲストに来てくれた方の曲とか、CHAGE and ASKAさんとか。あとは人前で歌ったらマイナー過ぎて盛り上がらない曲も一人だと歌えますから(笑)。

――何人かでカラオケに行ったときは、やはり盛り上がりなど気にされますか?

 そればっかり気にしてしまいまして(笑)。だから一人カラオケが好きというのもあります。

――それで今回の選曲もカラオケで歌ってという?

 これはアレンジャーの宮永(治郎)さんと一緒に行きまして。この8曲以外にも色々候補があったのですが、それを全部歌ってみて自分に合うキーを探していきました。ちょっと時間をおいて、みんなでそれを聴いてどれが僕に合っているかという曲を選択してこの8曲が残りました。

――キーを変えることによって、楽曲の雰囲気がガラっと変わってしまうこともあった?

 ありましたね。僕がまだ歌いこなせない曲もあったり。自分が歌いやすいキーで歌ったものは聴こえ方が良くて、まわりからも「じゃあこの曲を選ぼうよ」と言ってくれたので、キー設定というのは、もの凄く大事だなと思いました。

――他のアーティストのライブでも、キーを下げて歌うことがあると思いますが、やはりちょっと違和感を覚える時がありますから。

 その曲を聴き込んでいれば聴き込んでいるほどに、そう感じます。多くは作品作りの段階で凄くキーを上げて録ってしまうために、ライブで再現できないことが多いと思います。

――制作中のイメージの方を優先してと。

 それで結果、ライブではキーを下げて歌うことになると、もったいないですよね。だったら「作品の段階で自分のキーで」ということを、今作では凄く意識しました。

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最終更新:7/6(木) 20:59
MusicVoice