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《ブラジル》時の鼓魂=圧巻の沖縄郷土芸能楽しむ=玉城流小太郎会20周年=レキオス芸能同好会15周年

7/6(木) 6:25配信

ニッケイ新聞

(ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」6日付)



 「レキオス芸能同好会エイサー太鼓」(大嶺初枝会長)が主催する「時の鼓魂」公演(上原テーリオ実行委員長)が2日、サンパウロ市の文協大講堂で開催された。同芸能同好会15周年と「玉城流小太郎会ブラジル支部」(以下小太郎会、同支部長)の20周年を記念するもので、午前11時、午後4時の2回公演が行われ、両公演とも沖縄の芸能を楽しみに訪れた人で埋まった。



 1995年に沖縄で舞踊を学んだ大峰支部長が97年に小太郎会ブラジル支部の道場を開設し、同年5月4日に第1回発表会と免許状伝達式を行った。さらに大嶺支部長は01年にレキオス創作芸団(照屋忠敏主宰)の演技に魅了され沖縄で特訓を受け、翌年、創立主宰者としてレキオス芸能同好会を立ち上げた。

 午前11時に野村流古典音楽保存会と琉球筝曲保存会の演奏による「かぎやで風」で開幕。首里城を背景に、5人の男女が祝賀の舞を披露した。日本から出演した創作芸団レキオス(玉里壮平団長)が演じた2匹の獅子も会場を沸かせた。上原実行委員長による開会挨拶が行われ、島袋会長らが祝辞を述べた。

 公演のためにブラジルに来た音楽家の亀井日出克さんやエイサー太鼓、民謡、民舞のほかにも、獅子と大蛇の被り物をつけたレキオス創作芸団による演出などを披露し、会場の注目を集めた。

 レキオス芸能同好会の年少者約40人は沖縄の童謡「ミイーメンメ、マーカイガー」に合わせて踊り、会場の保護者が一斉に歓声を上げ、舞台に向かって手を振った。

 後方で子どもの活躍を見ていた母ジュリアナ・コレイアさん(30)、祖父母スエリさん(57)、ジョゼさん(58)らは「沖縄系のイベントに来るのは7回目。親族に日系はいないが、他国文化を学ぶのはとても良いこと」と微笑んだ。

 フィナーレでは小太郎会、レキオス芸能同好会、創作芸団レキオス、亀井さんら出演者全員で「天ぬサバニ」を披露した。出演者全員が通路と舞台に所狭しと広がり、圧巻の演目となった。

 終了後、芸能同好会設立当時から在籍する大嶺真雄リーダー(45、二世)は「大きなイベントを成功させることができて満足。『母親の手伝いをする』という父親との約束を果たせたと思う」と汗を拭った。

 誘導係の宮原綾さん(20、三世)は5年ほど前、芸能同好会のメンバーだった。「沖縄の芸能が大好き。所属時と比べて演技も上達している。ずっと応援し続けたい」と笑顔を見せた。

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 「時の鼓魂」は7日、「第20回日本祭り」(サンパウロ・エキスポ、Rodovia dos Imigrantes, km 1.5)会場でも午後4時55分と午後7時35分から公演する予定。8日にはマリリア市マリアパウラ区の会場(Teatro Sagrado Coracao de Jesus(Rua Bernardino de Campos, 350)で、午後8時から最終公演を行う。鑑賞には牛乳1パックの寄付が必要。

最終更新:7/6(木) 6:25
ニッケイ新聞