ここから本文です

岡田麿里監督デビュー作『さよならの朝に約束の花をかざろう』公開決定 特報映像も

7/6(木) 12:00配信

ぴあ映画生活

岡田麿里が監督・脚本を務める映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』が、来年2月24日(土)に公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアルと特報映像が公開された。本作は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の脚本を務めた岡田が、初めて監督を務めるアニメーション映画。アニメーション制作を『有頂天家族』シリーズのP.A.WORKSが手掛ける。

ほか画像

公開された特報映像には、山間に豊かな水を湛え、広がる石橋を髪の長いひとりの少女が走るシーンから始まり、少女がどこか愁いを帯びた瞳で何かを見つめている様や、旗を織る手、歴史を感じさせる石畳の街並み、大きな手が小さな手を取り合う様子など、数々のイメージ映像を繋ぎ合わせたものを収録。

一方のティザービジュアルには、草原の中を走るふたりの向こうに大きな空が広がる様子が捉えられいる。なお、前売り券が7月8日(土)に発売されることも決定。前売特典は、公開されたティザービジュアルを使用した特製クリアファイルとのこと。

■岡田麿里(監督・脚本)コメント
今から五年前。P.A.WORKSで脚本を担当した作品のイベントがあり、その楽屋で堀川社長に「岡田さんの 100パーセントをさらけだした作品を、いつか見てみたい」と言われました。
阿呆な私はその言葉を完全に真に受け、悶々と考えました。
「作品で自分をさらけだすって、どういうことだろう?」アニメーション制作という多くの人がかかわる共同作業の世界で、堀川社長の言葉を実現しようとするなら、すべてのセクションに最初から最後まで関わるしかない。
私は堀川社長に、監督をやらせてほしいとお願いしました。
緊張しすぎて、口の中がからからになったのを覚えています。
この『さよならの朝に約束の花をかざろう』は、脚本家の視点としてずっと書いてみたかった物語です。
監督として、その先にある映像や音などにも触れさせてもらえることになり、大きな喜びと同時にプレッシャーもあります。
それらを乗り越えられるのは、作品に参加してくれるスタッフのおかげです。
憧れていた素晴らしいクリエイターの先輩方、尊敬し信頼できる同世代の仲間たち、新しい刺激をくれる力ある若者たち。
慣れない仕事に迷惑をかけてばかりの私を、真摯な仕事と熱意で支えてくれる皆と、長い時間を共に過ごし話し合いを重ねて。
あがってくる素材をチェックするたび、子供の頃の夏休み、アニメ映画を見て「すごい!」と前のめりになった気持ちが蘇ってきます。
画面をこえてどこまでも、見知らぬ世界が続いていくようなあのときめき。
まだ制作過程ではありますが、素晴らしいスタッフの力で、ちっぽけな私の100パーセントなどゆうに飛び越えた作品になると確信しています。
人と人とのふれあいが織りなす、出会いと別れの物語。
誰もがいつかの自分を重ね合わせられるような、じんわりとした温かさのある作品を目指しています。
どうぞよろしくお願いいたします。

■堀川憲司(P.A.WORKS代表)コメント
ひとりの作家が抱える世界観が、作品の隅々まで浸透している作品をアニメーションで作ってみたい。
そんな話を脚本家の岡田麿里さんにしたことを記憶しています。
包み隠すところのない岡田麿里100パーセントの物語の中に、共同作業のセオリーでは届かないであろう、深く不可解な人の内面を描いて欲しかったのです。
岡田さんはそれをエンターテインメントとして書ける人です。
しばらくして岡田さんから「作りたい作品があります。監督をやらせてくれませんか」と相談を受けました。
監督という提案には驚きましたが、言葉を絞り出す岡田さんからは覚悟が伺えました。
劇場作品であることを条件にOKしました。
『さよならの朝に約束の花をかざろう』のキャストが決まった頃、脚本の読み合わせをしました。
大きな手応えを感じるものでした。
その日の僕の備忘録には、「この作品を与えてくれてありがとう。監督に感謝の気持ちが湧いてきた」と書かれています。
この作品のテーマについて、岡田監督とは話さないようにしています。
ストーリーの底に流れる、岡田監督自身も意識していないであろう“らしさ”を、何度も観て感じたいと思います。
これは全編を通して愛する者と愛される者の物語であり、岡田さんの血を分けた複数のキャラクターが、互いに愛を問う物語だと思います。
脚本家の岡田さんが、言葉だけではなく、言葉と映像と音をあわせた映画を監督することで可能になった表現です。
初監督をサポートするのは「この作品は素晴らしい作品になるに違いない。最高のものにしたい」と考える力のあるスタッフばかりです。
その意気込みが強すぎて、完成予定日を考えるとプロデューサーとしては日々頭を抱えてのた打ち回らずにはいられません。
ちゃんと完成したら岡田監督には、ラインプロデューサー堀川の灰になった骨を拾って貰おうと思います。

『さよならの朝に約束の花をかざろう』
来年2月24日(土)ロードショー

【関連記事】

最終更新:7/6(木) 12:00
ぴあ映画生活