ここから本文です

UACJ、福井製造所の17年度アルミ板生産7%増目指す

7/6(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 UACJ福井製造所(福井県坂井市)は今期中に、アルミ板生産量を前年比7%増の月産2万8千トンレベルまで引き上げる方針だ。飲料用缶材需要が前年並みを維持する中で、年内まではLNG輸送船用厚板の出荷が継続する見込み。今後は熱間仕上げ圧延機を休止する深谷製造所に対しホットコイルの供給を本格化させることなども踏まえ、前年比7%の増加を目標とする考えだ。

 福井製造所は飲料缶材や特殊用途厚板(LNG輸送船、航空機など)の製造に特化した基幹工場。昨年度は缶材やLNG輸送船用厚板の出荷が好調だったこともあり、月産量は2万6千トンだった。今期については、足元は缶材が堅調に推移している一方で名古屋製造所への品種移管もあり月2万5千トンにとどまっている。
 目先については、需要環境に大きな変化がないとみる一方で熱延からの一貫製造を休止する深谷製造所へのホットコイル供給が本格化する見通し。これらの効果により下期にかけて出荷量が増加するとみており、今期中に月2万8千トンレベルまで高めていきたい考えだ。
 今期は生産が堅調に推移する福井製造所だが、来年度以降は缶材需要が横ばいを維持するものの、LNG輸送船用厚板需要が一服する見通しにあるなど不透明感が強い。福井製造所は、熱間圧延機などの設備を高操業とすることでコスト競争力を引き上げていく方針を示しており、将来の選択肢の一つとして、国内でも需要の高まる自動車パネル材を造ることも視野に入れて準備しているもようだ。

最終更新:7/6(木) 6:02
鉄鋼新聞