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予想以上の負けっぷり。自民党は再生できるか?

7/6(木) 13:22配信

ホウドウキョク

都議選で歴史的惨敗を喫した自民党

7月2日に投開票が行われた東京都議会議員選挙は、自民党が、改選時の57議席から23議席に減らした。
一方、小池 百合子都知事率いる都民ファーストの会は公認候補50人中、49人が当選と大躍進した。
都議選で、自民党がこれまで最も獲得議席が少なかったのは、2009年の38議席だから、それを15議席も下回る史上過去最低の結果となった。
都議選は定数127で、42選挙区のうち、当選者が1人の1人区が7、2人区が15で、残りの選挙区は当選者が3人以上の“中選挙区”だから、小選挙区制が柱である衆議院総選挙のような大激動はないだろうとみていたが、自民党の負けっぷりは予想以上だった。

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自民党は、どれほどの惨敗か

自民党は、2009年8月の総選挙で大敗し、民主党に政権の座を明け渡した。
この時の自民党の東京都内にある25小選挙区全体での得票率は38%だった。
また、同じ年の7月に行われた都議選での自民党の全公認候補の得票率は36%だった。
これに対し、2日の都議選で、自民党候補の得票率は23%。つまり自民党の得票率は、政権転落に直結した2009年の選挙よりもはるかに低いのだ。
もし今、衆議院選挙があり、国政に都民ファーストのような受け皿があれば、自民党は大惨敗する可能性が大きいということだ。

なぜ負けたか

いわゆる「共謀罪」の採決にあたって、参議院の委員会での採決を飛ばして本会議で強引に採決に持っていった手法や、森友・加計学園問題、豊田 真由子議員の秘書に対する暴言・暴行問題、稲田防衛大臣の「防衛相、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」発言、それに、下村幹事長代行の加計学園からの闇献金疑惑報道などが束になって、有権者に自民党に対する忌避感を醸成したとの解説が多い。

ただ、「共謀罪」の採決だけなら、これほどの敗北にはつながらなかったのではないか。
もともと「参議院も最後は強行採決だろう」と与野党ともみていたし、「共謀罪」新設に賛成しているコアの自民党支持者は、「採決の仕方がちょっと乱暴かな」と思ったとしても、そのことを理由に自民党から離れることはないと、自民党執行部も踏んでいたのではないか。

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最終更新:7/6(木) 13:22
ホウドウキョク