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史上最年少で通算250犠打達成 ソフトB今宮、犠打世界記録更新は可能か

7/6(木) 14:49配信

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犠打世界記録は川相昌弘の「533」、更新の可能性は十二分?

 まだ、スタンドに空席が目立つ試合開始直後に、その記録は達成された。ソフトバンクの今宮健太内野手。5日のオリックス戦(ヤフオクD)の初回、今季32個目の犠打を決め、通算250犠打を達成した。

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 オリックス先発はエースの金子千尋。先頭の明石が左前安打で出塁すると、きっちり役割を果たした。初球はバントの構えでボール、2球目はバスターでファール、3球目、4球目は再びバントの構えでボール、そして3ボール1ストライクの5球目、ボールの勢いをしっかりと殺し、投前に犠打を決めた。その直後に柳田が右前適時打。節目のバントは先制点のお膳立てとなった。

 250犠打はプロ野球史上19人目。2009年のドラフト1位で大分・明豊高からプロ入りした今宮は今季で8年目。「そういうところでゲームに出られるようになってきた。これからも怠らずにやっていきたい。もっと成功率を高めてやっていきたい」という今宮。2013年、2014年とシーズン最多犠打記録となる62犠打を決めるなど、小技の正確さと鉄壁の守備で遊撃手の定位置を獲得した。25歳11か月での250犠打達成は、川相昌弘(現巨人3軍監督)の28歳10か月を抜き、史上最年少での達成だ。

 現代の“バントの名手”となっている今宮。にわかに期待されるのが、通算犠打記録の世界記録の更新だ。犠打の歴代最多記録は川相氏の533犠打。これは、エディ・コリンズのメジャー記録512犠打を越え、世界記録としてギネスにも認定されている。川相氏が23年間で積み上げた数字だが、今宮は現在25歳と若いだけに、記録更新の可能性は十二分にあるだろう。

1シーズン平均46犠打、単純計算なら2023年に32歳で533犠打に到達か

 今宮のこれまでのシーズンの犠打数は、以下の通りだ。

2010年 1軍出場なし
2011年 0
2012年 21
2013年 62
2014年 62
2015年 35
2016年 38
2017年 32

 今季は78試合で32犠打を決めており、このままでいけば、シーズン58個のペース。今季終了時点では通算270犠打は越えることになるだろう。世界記録の533犠打までは、残り約260犠打となり、ちょうど折り返しを過ぎたところとなる。

 今宮が、チームの主力として定着した2012年以降、1シーズン平均での犠打数は46個(今季は前述の58個で換算)。このまま大きな怪我などがなく試合に出場し続け、犠打を量産していくと、これから6年後の2023年、今宮が32歳となるシーズン中に、川相氏の533犠打に到達する計算となる。

 あくまでも机上の計算ではあるが、記録を塗り替えるのは十分に可能で、時間の問題だろうか。それどころか、600、700犠打というとてつもない数字を残す可能性もある。今季はここまで打率.281と課題とされた打撃面でも進化の跡を見せている今宮。どこまでその数字を増やしていくか、楽しみである。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

最終更新:7/6(木) 14:49
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