ここから本文です

音楽絵本で想像力育成 教育現場、家庭で活用を

7/6(木) 22:37配信

カナロコ by 神奈川新聞

 ◆音の教室・カリヨンが「まこちゃんのドロップス」出版・川崎
 川崎市内で子ども向け歌教室を開く「音の教室・カリヨン」がCD付き絵本「まこちゃんのドロップス」を出版した。物語に合わせたオリジナルの歌や伴奏が収録され、同教室主宰の平松あずささん(40)=同市高津区=は「音楽が付くことで想像力が膨らみ、歌に気持ちがこもる。絵描き歌で絵を描いたりと、いろんな遊び方で発想力も身につく」と教育現場や家庭での活用を呼び掛けている。

 2000年に開講した同教室は0歳~小学生が対象で、同区を拠点に市内3カ所で開いている。これまでは既製の絵本を活用し、登場人物になりきったり、絵本の中の街並みを再現したりしてきた。「歌うだけでなく、五感をフルに使って自分らしさを表現する楽しさを知ってもらっている」と平松さん。

 教室のメソッドを全国に広めようと、オリジナルの音楽絵本をユニバーサルミュージック合同会社と共同制作し、今年4月に出版した。本は2千円(税抜き)で全国販売されている。平松さんが物語と歌詞を考え、教室のピアニストが伴奏を作曲した。

 絵本の主人公「まこちゃん」は、困った時に魔法のドロップスをなめると、いろいろなものに変身できるというストーリー。CDには読み聞かせのナレーションと音楽が入り、自分が読み手になれる音楽だけのトラックや、歌の練習用トラックなども収録している。

 教室に近い市立梶ケ谷小学校(同区)では今月4日、1年生約150人にこの絵本を使った特別授業が行われた。ピアノやフルートなどの生演奏に合わせ、平松さんが絵本を読み聞かせた。絵本と同じ設定で、さまざまなものに変身しながらおなじみの曲を歌ったり、絵本のキャラクターを絵描き歌で描いたりと、思い思いの形で絵本の世界を楽しんだ。

 平松さんは「絵本を読み聞かせても聞いてくれないと悩む母親も多いが、音楽が付くことでドラマチックになり、子どもの心に残る」と効果を話す。幼稚園や保育園などの指導者向けに、絵本の活用法を紹介した教則本も近く出版する。

 22日には高津市民館(同区)で午前10時から、同絵本を使ったコンサートも開く。メールでの申し込みが必要で、15日締め切り。先着100組。チケット代などの問い合わせは、同教室電話044(872)9253。