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4年ぶり優勝めざす楽天の“秘密兵器”

7/6(木) 13:00配信

ベースボールキング

熾烈なマッチレース

 いよいよ折り返しを迎えた2017年のペナントレース。セ・リーグは広島の独走状態となりつつある一方、パ・リーグは楽天とソフトバンクによるマッチレースの様相を呈している。

 7月5日現在、「マイナス0.5ゲーム差」という珍しい状況ながら辛うじて楽天が首位をキープ。オールスターを挟んでどちらが抜け出すのか、それとも僅差のままでシーズン終盤を迎えるのか…。目が離せない状況がつづく。


 戦力的にはソフトバンクがやや上と見るファンが多いだろう。投手では和田毅や武田翔太、千賀滉大といった先発陣をはじめ、野手も内川聖一やデスパイネなど主力の故障者が続出したなか、育成出身の石川柊太を筆頭に新たな戦力が今年も台頭。大崩れすることなく、得意の交流戦では3連覇を達成した。

 なかでも、ここにきて甲斐拓也が正捕手に定着しつつあるのが大きい。守備ではここまで無失策。盗塁阻止率は両リーグ断トツの「.476」という数字を叩き出し、バットでも甲斐が安打を記録した試合は19勝4敗。打点を挙げれば9勝0敗と、その貢献度は高い。

 一方の楽天は、核弾頭としてチームを引っ張ってきた茂木栄五郎が戦列を離れており、オールスター前の復帰は微妙な状態。楽天が高い得点力を維持するためには、茂木の早期復帰が必要不可欠だ。

機動力に差…

 ここまでほぼ互角の戦いぶりを見せている両チームだが、ソフトバンクが大きく上回っている点がある。以下のデータをご覧いただきたい。

【楽天とソフトバンクの比較】
▼ 1試合平均得点
楽:4.86
ソ:4.81

▼ 1試合平均失点
楽:3.49
ソ:3.42

▼ チーム本塁打
楽:74
ソ:93

▼ チーム盗塁数
楽:19
ソ:49

 得点と失点はほぼ同じような数字が並んでいる。本塁打数はソフトバンクが19本多いが、消化した試合数も8試合多く、長打力の面ではそこまでの差があるとは言えない。

 注目すべきは、両者の盗塁数だ。楽天の19個に対し、ソフトバンクは30個も多い49個を記録している。

 先週末に仙台で行われた首位攻防3連戦は、いずれも1点差という白熱した戦いになったが、盗塁数は楽天の1個に対し、ソフトバンクはダブルスチールも含む5個を記録。得点に結びつくことはなかったが、相手バッテリーへのプレッシャーという意味では、ソフトバンクが楽天を圧倒していたのは言うまでもない。

 楽天のここまでの戦いぶりを見ると、1~4番打者による得点力はリーグ随一のものを誇るが、5番打者以下が課題になっている。そこで、下位打線に相手バッテリーの警戒を誘える俊足選手がいれば…。攻撃の幅はより広がっていくだろう。

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