ここから本文です

長期金利が約5カ月ぶり0.10%に上昇、需給懸念重し-日銀対応見極め

7/6(木) 8:11配信

Bloomberg

債券相場は下落。長期金利は約5カ月ぶりの水準となる0.10%に上昇した。需給悪化懸念を背景にした中期ゾーンの利回り上昇に連れて、長期や超長期ゾーンも売り圧力が強まった。

6日の現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.09%で取引を開始。午後に入ると売りが優勢になり、0.10%と2月15日以来の水準に切り上げた。新発5年物債利回りは2bp高いマイナス0.04%と、昨年11月以来の水準に上昇。新発2年物の378回債利回りは1.5bp高いマイナス0.105%まで売られた。

バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「きのうの日本銀行の買い入れオペの弱い結果を受けて、5年債を震源とした中期ゾーンの軟化が継続しており、10年以下が引っ張られる形になっている」と説明。「きょうの30年入札がせっかく良い結果になったが、センチメントとしては回復し切れていない」と言う。

長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比10銭安の149円88銭で寄り付いた。午後には下落基調が強まり、結局は17銭安の149円81銭と、日中取引ベースで2月15日以来の安値で引けた。

日銀が5日実施した国債買い入れオペの結果によると、残存期間「1年超3年以下」の応札倍率が4.14倍と5月以来の高水準、「3年超5年以下」は3.87倍に上昇した。 「5年超10年以下」では平均利回り差が0.006%になった。

過去の日銀オペの結果はこちらをご覧ください。

30年入札

財務省がこの日実施した30年利付国債入札の結果は、最低落札価格が98円05銭と、市場予想の98円00銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.62倍と前回と同程度。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は9銭と前回の13銭から縮小した。

1/2ページ

最終更新:7/6(木) 16:17
Bloomberg