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米ミサイル防衛は「魔法の切り札」でない、想定外発射に対応必要

7/6(木) 8:42配信

Bloomberg

金正恩朝鮮労働党委員長が米国本土を攻撃可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を実施したのを受け、米国のミサイル防衛システムには急速に高まる北朝鮮の軍事的脅威に対して後手に回ることがないよう新たな圧力がかかっている。

米国防総省のミサイル防衛局によると、米国は5月後半に360億ドル(約4兆円)の地上配備型防衛システムの実験で模造ICBMを「完全に撃破した」。ただ、外部アナリストはこれらの実験は実際の状況を反映しない計画されたものであり、実際には、想定外に発射されたミサイルを迎撃する必要があると指摘している。

米国は直近2回のミサイル防衛実験に成功したものの、その前の2回は目標物の破壊に失敗している。

「憂慮する科学者同盟」でグローバル・セキュリティー・プログラムを担当するシニアサイエンティスト、ローラ・グレゴ氏は「ミサイル防衛は完全に機能したとしても、魔法の切り札ではない」と指摘。「本土のミサイル防衛システムは完全には機能しないし、実際の能力を証明してはいない」と付け加えた。

原題:North Korean ICBM Push Ramps Up Pressure on U.S. Missile Defense(抜粋)

Anthony Capaccio

最終更新:7/6(木) 8:42
Bloomberg