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「市民のプライド」ランキング 「愛着」と「誇り」でともにトップは○○市

7/7(金) 6:50配信

ZUU online

引っ越しを考えるときに気になるのが、その街の住民が実際にそこに住んでどう感じているのかというクチコミ的情報だ。では、住民が愛着や誇りを強く感じている都市はどこか?そんな住民の思いを数値化した「市民のプライド・ランキング」がこのたび公表された。

三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、政令指定都市と東京都区部の21団体の住民を対象にアンケート調査を実施。自分が暮らす街に対して感じている愛着や誇り、お勧め度合い、イメージなどを数値化し、順位付けを行い発表した。

調査対象となった街の詳細は、東京都区部のほか、札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、相模原市、新潟市、静岡市、浜松市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、神戸市、岡山市、広島市、北九州市、福岡市、熊本市となり、各都市で200人をサンプリング。その内訳は、男女別・年齢10歳階級別(20代~60代)の10カテゴリで、各20人となっている。

■自分の街を誇る福岡市民

結果から先に言うと、街に対する愛着や誇り、お勧め度合いについて、福岡市がほぼ第1位を独占する結果となった。福岡市は、さまざまな質問項目で1位となっていることから、市民のプライドが最も高い都市といえそうだ。

その次に市民のプライドが高かったのは札幌市で、多くの質問項目で2位となっている。

具体的には、「現在お住まいの都市に愛着や誇りを感じますか」という設問に対し、福岡市が「愛着」と「誇り」でトップに。「現在お住まいの都市について、友人・知人に勧められますか」という設問に対しても、「全般的によいまちであること」「住むこと」「働くこと」「子育てすること」「多様性があること」など、10項目中9項目で福岡市が第1位となった。

一方、福岡市が唯一第1位とならなかった「買い物・遊びなどで訪れること」でトップについたのが札幌市。同市は、残り9項目中8項目で第2位となり、福岡市と札幌市で上位を独占する結果となっている。

■神戸市は「おしゃれ」で「ロマンチック」、大阪市は「カオス」で「エネルギッシュ」

同調査では、福岡市と札幌市が上位を独占する結果となった理由について、それぞれの街が九州と北海道において圧倒的なポジションにあることを挙げている。

なるほど、これがたとえば関西なら、大阪市民は神戸市や京都市の魅力を意識し、相対的に自らの街の評価を下げてしまうことだろう。一方、福岡市や札幌市の場合、近隣にそこまで魅力的な都市がないため、必然的に高い評価となったのだろう。

さらに、同調査では、都市に対する特定のイメージが住民に共有されていることも改めて確認されたとしている。たとえば、イメージの共感度合いとして、「ハイセンス」「国際的」「美しい」「おしゃれ」「ロマンチック」で神戸市が第1位となり、「カオス(混沌としている)」や「エネルギッシュ」で大阪市が第1位となっている。これは、それらの街に住む人だけでなく、多くの人々が抱くイメージと一致するものだろう。

そのほか都市に対するイメージとして、「保守的」「ゆったりした」で静岡市が第1位に。静岡市は「落ち着きある」「地味」でもトップ3に入っており、大都市とはまた違う魅力を住民が自覚していることがうかがえる。

■地方自治体のブランド形成の参考材料にも

このような調査の持つ意味は何だろうか? 

現在、地方自治体の大きなテーマとなっているのが、住民の転出抑制、外部市町村からの転入や交流促進などだ。そして、自分たちの街に魅力を感じてもらうことを目的に、多くの自治体では特色を生かしたブランド形成の取り組みを推進している。

住民が自分たちの暮らす街に対する思いや感じている魅力を数値化し、ランキングにした同調査の結果は、そのような自治体のブランド形成の参考材料となるだけでなく、住民自身が自らの街の特色を再認識することにもつながるはずだ。(ZUU online編集部)

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最終更新:7/7(金) 6:50
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