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集団でひょこひょこ 世界最小リトル・ブルー・ペンギンの愛らしい帰宅風景

7/28(金) 14:07配信

THE PAGE

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 機内での食事を済ませ、入国審査カードを記入しようとペンを取った。書き進めると持ち込み物のチェック項目がいつもより細かいことが気になった。

フォト・ジャーナル<野生動物との共存ニュージーランド> 倉谷清文第6回

 動物性でもない加工食品から、土が付着していそうなシューズ、キャンプ、ゴルフ用品など。機内でも提供された食品は持参せず機内に残しておいてくださいとのアナウンス。牧畜国だからか検疫が厳しいのかと思ったが、そのためだけではなさそうだ。

 ニュージーランド、とくに野生の動物が多く見られる南島のオタゴ、サウスランド地方に向かった。

 リトル・ブルー・ペンギンやイエローアイド・ペンギンなどのコロニー(群生地)では、動物にストレスを与えないように工夫された小屋からツアー客が観察できるようにした施設がいくつかある。施設では巣箱を設置したり、繁殖数などを日々観察している。ツアー参加者からの入場料はこうした野生動物保護活動の資金に多くが使われるそうだ。

 オアマルの街の中心部からすぐ近くにあるオアマルブルーペンギンコロニー。身長わずか30cm、体重約1kgの世界最小ペンギンが生息する場所だ。

 毎朝夜明け前に海に出て、夕暮れ時に巣に戻ってくる。通常巣穴を掘るか岩の陰に巣を作るそうだが、ここでは巣箱を用意して保護している。日が沈み満月が海辺を照らし始めた頃、沖のほうから、黒い小さなさざ波が近づいてきた。小魚の群れかなと思うほどだが、しばらくするとひょこひょこと岩場を駆け上がり始めた。イエローアイド・ペンギンとは全く対照的に群れをなして素早く移動する様は、なんともコミカルで面白い。

(撮影させていただいたペンギンコロニーの見学ツアーでは写真撮影が禁止されています。今回はオアマルブルーペンギンコロニーのご協力により、ペンギンにストレスを与えない位置から撮影の許可を頂きました。)

(2017年6月撮影・文:倉谷清文)

※この記事はTHE PAGEの写真家・倉谷清文さんの「フォト・ジャーナル<野生動物との共存ニュージーランド> 倉谷清文第6回」の一部を抜粋しました。

最終更新:8/3(木) 6:05
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