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【西武】秋山、連続猛打4打点大暴れ!首位打者浮上「一打席ずつ集中」

7/7(金) 6:04配信

スポーツ報知

◆日本ハム6―7西武(6日・札幌ドーム)

 内角へ入ってくるスライダーを、絶好調の男が逃すわけがなかった。1点を追う6回1死二、三塁。西武・秋山は宮西の決め球を詰まりながら中前へ運んだ。

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 逆転の2点適時打だ。「前進守備だったので、詰まってでも前に飛ばすという意識だった。内容よりも結果」。珍しく一塁上では両手をたたいて喜んだ。3回の右翼フェンス直撃の2点二塁打を手始めに、4回の二塁内野安打と合わせて2試合連続猛打賞。4打点の大暴れで、チームを3連勝に導いた。

 復調のきっかけは、不思議な体験からつかんだ。2試合連続無安打に倒れた1日の試合後、秋山は西武第二球場に隣接する室内練習場へ向かった。マシン相手に約1時間の特打。その途中から、バットの出し方を気にするそぶりを始めた。

 「(考えたのは)ボールの内側を見ることだけ。おととしはそういうところから始めて、逆方向の当たりが出ていた。それをふと思い出した。いろいろなタイミングで(頭の中に)降りてくるものが違ったりする」

 日本新記録となる216安打を放った15年シーズン。1度究極の高みへ登った経験がある努力の天才でも、不調に陥るのが打撃の難しさだ。しかしふとした“気づき”がもたらした効果は大きかった。練習を終えると「いつもみたいに、音と感触を確かめるところに戻れた」と表情はスッキリ。2、3日は無安打だったが、そこから2試合連続猛打賞と勢いが戻った。

 辻監督は「まだ本人は納得していないんじゃないか」と話したが、打率3割2分2厘、93安打はともにリーグトップに浮上。7日からの首位・楽天との3連戦へ向け、「(打率は)気にはなるけど、まだシーズンは半分。上がったり下がったりはする。次の一本を打つ、次につなぐこと、一打席ずつ集中してやればいい」と背番号55。ひたむきに野球に打ち込む男に、野球の神様がヒントをくれたのかもしれない。(小島 和之)

最終更新:7/7(金) 8:37
スポーツ報知