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マリナーズ岩隈が右肩再生治療 来季契約自動更新は絶望的

7/7(金) 12:16配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 ベテラン右腕は今季で見納めか。

 右肩の炎症で故障者リスト(DL)入りしているマリナーズ・岩隈久志(36)が患部に再び違和感を訴えて再生療法であるPRPと、痛み止めの一種であるコルチゾン注射を受けた。5日付の地元紙「シアトル・タイムズ」(電子版)によれば、岩隈がチームドクターによる治療を受けたのは今月の3日。岩隈は地元メディアの取材に「症状は深刻ではないので、それほど時間はかからないと思う」と話しているが、PRP療法は復帰までに最短でも6週間。ベテラン右腕が戦列に戻るのは早くても8月14日になる。順調にリハビリ、調整登板をこなして最短で復帰できたとしても来季の残留は絶望的だ。

 岩隈は2015年オフに一度はドジャースと合意しながらメディカルチェックで異常が見つかり破談。その後、マリナーズと3年総額4750万ドル(約54億円)で再契約したが、3年目の18年は球団に選択権のあるオプション。16年から17年の2年間で計324投球回に達すれば、年俸1500万ドル(約17億円)で自動的に契約を更新される。岩隈の投球回数は昨季(199)と合わせて現時点で230。残り94イニングが必要になる。

 仮に8月14日のオリオールズ戦で復帰マウンドを踏んだとしても、レギュラーシーズンの登板は9~10試合。全試合で完投しても届かない計算だ。

■他球団からもソッポ向かれる可能性

 13年には14勝(6敗)をマークして、サイ・ヤング賞投票で3位に。15年にはノーヒットノーランを達成するなど、エース右腕へルナンデスとともにマリナーズ投手陣を支えてきた岩隈は、来年の4月で37歳。年齢的に厳しい上に、故障明けのベテランは他球団からもソッポを向かれる可能性もある。

 マリナーズは現在、首位アストロズと17・5ゲーム差のア・リーグ西地区4位。地区優勝は絶望的ながら、2チームが出場できるワイルドカードゲーム進出争いでは首位ヤンキースと4ゲーム差で圏内に付けている(ともに5日終了時)。

 ベテラン右腕が生き残るためには復帰後、チームをポストシーズンに導くくらいの働きが必要になる。