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手応えとスコアにギャップ 松山英樹はFWキープ2回でV争いへ

7/7(金) 23:15配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇欧州男子◇ドバイデューティーフリー アイルランドオープンbyロリーファウンデーション 2日目(7日)◇ポートスチュワートGC(北アイルランド)◇7004yd(パー72)

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5アンダーの9位タイから出た松山英樹は6バーディ、2ボギーの「68」で回り、通算9アンダーとして首位と4打差の9位タイで決勝ラウンド進出を決めた。初参戦の欧州ツアーレギュラー大会で、調子の悪さを嘆きながら、優勝争いへと前進した。

アイルランド島の北海岸は早朝に荒れた。午前7時過ぎ、スタート前の練習場で松山は横殴りの雨を浴び、レインウェア姿でティオフ。前半11番で3Wでの第1打を大きく右に曲げて3オン2パットとしたが、初日同様、ボギー先行の後に挽回した。

「きょうも変わっていない。状態の悪さがそのまま出ている」と、ため息交じりに言いつつも、14番(パー5)で4mを沈めてバーディを決めると、後半インで同組のジョン・ラーム(スペイン)を追撃した。2番で打ち上げの2打目はグリーン左に切られたピン方向へ。「あそこを狙っていなかった。ピン右に打とうと思ったら、引っかけた。傾斜があるので、良いところにつくだろうなとは思いましたけど…」という、本人にとってはミスショットがピンそば1mについた。


天候は時間を追うごとに穏やかになり、1Wショットを右サイドのがけ下に打ち込んだ4番(パー5)をボギーとした直後の5番から鮮やかに3連続バーディを奪取。「まったく、1回も良いショットを打っていない」という自己評価の一方で、最終9番もラフからピンそば1mにつけてバーディフィニッシュとした。

手応えとスコアにギャップがある。「フェアウェイにもほとんど行っていないし、グリーンをとらえたと言えるショットがない。グリーンの周りに“やっとこさ”持っていって“やっとこさ”パーを拾っている。最後の5ホールくらいでポンポンと取れて良かった」。確かにフェアウェイキープに成功したのは2ホールだけ。パーオン成功も初日の17ホールから、この日は12ホールに後退。停滞したショットデータは、いかに少ないチャンスを確実にものにしているかという事実を物語っている。

2週後のメジャー第3戦「全英オープン」を見越したリンクスでの戦い。「もっと荒れてくれた方が練習にはなりますけど、もうちょっと自分の状態が良くないと練習にはならない」と、優勝争いのポジションにいても周りを見る様子はない。「その中で粘り強くはできている。状態を上げられたら楽しみな週末になる」。谷原秀人と同スコアで臨む決勝ラウンド。期待は膨らむばかりだ。(北アイルランド・ロンドンデリー/桂川洋一)