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阪神・原口 ”無の境地”でアピール弾

7/7(金) 16:35配信

東スポWeb

 2位・阪神は6日の3位・DeNA戦(横浜)に10―5で大勝。打線が今季最多タイ16安打の猛攻で、DeNAとのゲーム差を再び2に広げた。3回に中谷将大(24)、原口文仁(25)の2者連続弾が炸裂。一発攻勢で流れを一気に引き寄せた。新助っ人のジェイソン・ロジャース内野手(29=前パイレーツ3A)が来日したその日に一塁手争いに挑む若き大砲コンビがアピールに成功。なかでも原口は…。

 2点ビハインドの3回、まずは一死一塁から中谷が左翼場外へ同点の8号2ランを放った。続く原口は左翼ポール際中段まで運ぶ勝ち越しの6号ソロ。中谷は4試合ぶり、原口は6試合ぶりのスタメンでともに気を吐いた。金本監督が「チャンスは死ぬほど与えてきた。これから先は結果を残して這い上がってこい!」と名指しでゲキを飛ばされた若き大砲コンビが揃って意地を見せた。なかでも昨季の大ブレークから一転、打撃不振にあえぐ原口にとっては起死回生の一発だった。「今までにない感覚だった。これを継続していけるようにやっていきたい」とにっこりだ。

 6日現在、打率2割4分4厘、6本塁打、25打点は本人いわく「100点満点中2点」というふがいない成績。そんな中、新助っ人のロジャースが加入。さらに捕手の坂本が5日に一軍昇格したことで、これまで自身が兼ねていた「第3捕手枠」も失った。もはや打棒でその存在感を示し、一塁争奪戦で強敵ロジャースを蹴落とすしか生き残る道はない。

 だが、その状況で原口はあえて新助っ人を“完全無視”するという。「僕は打席の中で無心になれた時に打てるんです。調子がいい時はそういう状態。余計なことを考えるとダメ。だから“無の境地”を大事にしているんです。(自分と同じポジションに)新外国人が来たからどうとか、人のことは考えない。それが大事」。ここまでの不調も自分の打撃について考えすぎてしまい、無心になりきれないことが影響していると分析。そんな状況でロジャースの存在を意識してしまえば、さらに自分の足を引っ張ると考えている。

 支配下から育成落ちも経験し、そこから這い上がった原口。多くの苦境を経験した男が本領を発揮するのはこれからだ。

最終更新:7/7(金) 16:35
東スポWeb

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