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飲むなら…お酒の飲み方「十カ条」二日酔い対策も紹介

7/7(金) 14:00配信

デイリースポーツ

 【Q】健康のためにお酒を控えようと考えていますが、飲むとしたら、ビール、日本酒、焼酎、ウイスキーどれがいいのでしょうか。(40代男性)

 【A】健康を考えてとおっしゃるなら、断酒しましょうね。ハイ終わり…なんて、私は自分ができないことを人に押し付けられるほど厚かましい人間ではありません。でも簡単にやめられる人なら、健康診断で引っかかりませんし、病院に来ることもありません。未練がましいご質問ですが、気持ちは痛いほど判ります。仕方がないので、ご指南させて頂きましょう。

 偉いイギリスの学者先生は「お酒を飲み過ぎたり全く飲まないよりも適度に飲むことで死亡率は低くなる」と発表しています。うれしい研究成果ですね。個人差はありますが、適度な飲酒は純アルコールに換算して1日20グラムとされています。ビール中瓶1本。日本酒1合、ワインでグラス2杯、焼酎100cc、ウイスキーならダブル1杯です。みなさん飲み過ぎてますよね。

 適量でも毎日飲むのは肝臓に負担をかけます。週に1~2日は“休肝日”を作ってください。でも翌日に大酒を飲んでは本末転倒です。肝臓の負担を軽くするために、おつまみを食べながら飲むのはオーケー。枝豆、豆腐、チーズなど肝臓のアルコール分解酵素を正常に分泌させるタンパク質がお勧めです。

 「公益社団法人アルコール健康医学協会」が出している適正なお酒の飲み方十カ条もご紹介します。1・談笑し 楽しく飲むのが基本です。2・食べながら 適量範囲でゆっくりと。3・強い酒 薄めて飲むのがオススメです。4・つくろうよ 週に2日は休肝日。5・やめようよ きりなく長い飲み続け。6・許さない 他人への無理強いイッキ飲み。7・アルコール 薬と一緒は危険です。8・飲まないで 妊娠中と授乳期は。9・飲酒後の運動・入浴 要注意。10・肝臓など 定期検査を忘れずに。

 最後にもう一つ、医者の酒の飲み方を特別にお教えします。お酒と同量の水を一緒に飲みます。水割り一杯飲んだら、グラス一杯の水を飲む。日本酒1合飲む時は180ccの水を一緒に飲む。焼酎は水と半々に薄めて飲む。これで二日酔いになる確率はグッと減ります。カテキンやタンニンを含む緑茶なら、なお善しです。これホント。皆さんも「百薬の長」となるように、節度を持って美味しくお酒を飲みましょう。

 ◆回答者プロフィール 松本浩彦(まつもと・ひろひこ)芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、(社)日本臍帯プラセンタ学会会長。