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アニメスタジオのアートランドが私的整理を模索

7/7(金) 19:09配信

ITmedia ビジネスオンライン

 東京商工リサーチによると、「蟲師特別編」などで知られるアニメーションスタジオ・アートランドが7月4日、弁護士に一任する形で債務整理を始めた。負債額は2016年12月期末時点で2億9884万円。

【アートランドの公式サイト】

 「超時空要塞マクロス」「銀河英雄伝説」などを手掛けた老舗スタジオアートランド(旧)のアニメ企画・制作部門から会社分割され、10年に新設された企業。アニメ「蟲師特別編」の制作や、「ラブライブ!(第2期)」の制作協力などを行い、15年11月期は売上高2億8974万円を上げていた。

 しかし、その後は業績が急激に悪化。16年には中国のアニメ制作会社上海絵界文化伝播有限公司の日本子会社から出資を受けたが、赤字は拡大していき、16年12月時点では債務超過に陥っていた。

 17年は、テレビアニメ「sin 七つの大罪」をティー・エヌ・ケーと共同で制作している。

●社長は「事業は停止していない」

 東京商工リサーチによると、アートランドの岡野国治社長は「7月4日付で取引先に弁護士名で債務整理の通知を送ったことは間違いないが、事業は停止していない。法的整理の可能性はないとはいえないが、現時点では私的整理を模索している」とコメントしているという。