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<6月米雇用統計>22万2000人増 市場予想上回る

7/7(金) 23:02配信

毎日新聞

 【ダラス清水憲司】米労働省が7日発表した6月の雇用統計(速報値)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は、季節調整済みで前月比22万2000人増となり、前月(15万2000人増)から増加ペースが加速した。前月が低調だったため、米経済の先行きを懸念する見方も出たが、雇用情勢の改善が続いていることを示した。失業率は4.4%となり、前月から0.1ポイント上昇した。

 就業者数の増加は事前の市場予想(17.9万人増)を上回った。失業率は4.3%が予想されていた。

 今後のインフレ(物価上昇)動向を占ううえで注目される平均時給は前年同月比2.5%増で、前月と同水準にとどまった。失業率の上昇は、雇用情勢の改善を受けて職探しを始めた人々が増えたためとみられる。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は3月と6月に利上げを実施した。年内にあと1回の追加利上げと過去の量的緩和政策で膨らんだ保有資産の縮小開始を見込んでいる。

 雇用情勢の改善継続は確認されたものの、5月のインフレ率は前年同月比1.4%上昇でFRBの2%目標からは遠い。動向を見極めるため、今月25、26日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)は金融政策の現状維持を決める見通し。市場では、その次の9月会合で資産縮小開始を決定し、12月会合での利上げ実施が有力視されている。

最終更新:7/7(金) 23:02
毎日新聞