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<九州豪雨>死者が15人に 不明者は福岡・大分で25人

7/7(金) 23:26配信

毎日新聞

 停滞する梅雨前線に伴う九州北部豪雨の死者は7日、福岡県朝倉市と東峰村、大分県日田市で新たに遺体が見つかり15人となった。安否不明者は福岡、大分両県で25人で、5日の被災から時間が経過する中、警察や消防、自衛隊が前日の約7800人から約1万2000人態勢に増強し救助や捜索にあたっている。8日も大雨が予想され、気象庁が警戒を呼びかけている。

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 福岡県警によると、7日午前10時50分ごろ、朝倉市杷木(はき)星丸の川岸で土砂に埋まった男性の遺体が見つかり、同市杷木松末の樋口健太さん(21)と確認された。午後1時ごろには、朝倉市黒川の孤立集落で、救助中の消防隊が3人の遺体を発見。同市杷木林田地区では橋の近くなどで女性2人の遺体が見つかった。東峰村の災害対策本部によると、同村岩屋地区のがれきの中から2人の遺体が見つかった。大分県では日田市二串の田んぼで発見された高齢女性の死亡が確認された。

 7日も局所的に大雨となり、気象庁によると、1時間に北九州市八幡西区63ミリ、長崎県佐世保市61.5ミリ、熊本県宇土市61ミリを記録。北九州市八幡西区では、7日午前6時半までの3時間雨量が、観測史上最大の138.5ミリを観測した。北九州市は河川氾濫や土砂崩れの危険があるとして、全7区にまたがる約4万9000人に避難指示を出した。

 福岡県の7日午後3時現在の集計では、住宅35棟が損壊。重軽傷は8人となった。大分県によると午後3時半現在、住宅22棟が損壊し、土砂崩れに巻き込まれるなどして4人が負傷した。

 毎日新聞の午後5時現在のまとめでは今回の豪雨で、佐賀、長崎、熊本3県でも102棟が床上、床下浸水した。

 JR九州によると、線路が流木などにふさがれている日田彦山線の添田-夜明間、鉄橋が流失した久大線のうきは-日田間は運転再開の復旧の見通しが立っていない。雨量が基準を上回ったため、九州道の植木インターチェンジ(IC)-御船IC間などでも通行止めが続いた。

 梅雨前線は当面、西日本付近に停滞する見込みで、8日午後6時までの24時間雨量は、多いところで九州北部地方と九州南部で150ミリを予想している。【蓬田正志、中村清雅】

最終更新:7/8(土) 1:48
毎日新聞