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【岩手】大野、双子じゃない同学年の林下兄弟バッテリーで逆転発進!

7/8(土) 6:04配信

スポーツ報知

◆高校野球 岩手大会 ▽1回戦 大野6―5釜石(7日・岩手県営)

 岩手大会が7日に開幕し、東北でも熱い夏が始まった。岩手の開幕戦では、大野が釜石に6―5で逆転勝ち。共に3年生で双子ではない林下兄弟がバッテリーを組んだ。

 「4番・投手」の兄・勝也は5失点を喫するも、粘りの投球で完投勝ち。「3番・捕手」の弟・健吾主将は4打数3安打の固め打ちだった。

 2人の力がかみ合い、大野が岩手で一番早い勝利をつかんだ。昨春センバツ出場の釜石を相手に、最大5点差を逆転しての白星。完投勝利の勝也が「あきらめないで勝てた」と話せば、3安打2得点の健吾も「甘く入った球を逃さず打てた」と、兄弟そろって笑顔を見せた。

 この日は「球が走ってなかった」(健吾)と、勝也が本調子ではなかった。弟は何度もマウンドに向かい、「ミットだけを目がけて投げろ」と兄を鼓舞。勝也もこの春から覚えたカットボールを多く投げるなど、変化球でかわす投球でそれに応え、11安打を浴びながらも9回を投げきった。打っては健吾が7、8回と続けて回の先頭で安打を放ち、ともに生還。逆転のきっかけを作り、勝也は「いい場面で打ってくれて助かった」と感謝した。

 1999年4月生まれで社交的な勝也と、翌年の3月生まれで少し内気な健吾は「家だとあまり話さないです」(健吾)と照れ笑い。だが、小学4年からバッテリーを組む兄弟の呼吸はピッタリだ。この日も「『次にどの球を投げよう』という気持ちがかみ合う」と、サインに首を振る場面はほとんどなし。屋形場哲也監督(46)も「ケンカしているように見えて、実はお互い尊重している」と、2人のつながりの深さを明かす。

 勝也は就職を希望する一方、健吾は大学進学を目指しており、バッテリーを組むのはこれで最後になる可能性が高い。9日には今春センバツ8強の盛岡大付との2回戦(岩手県営)に挑む。兄が「このメンバーで優勝したい」と意気込めば、弟も「最低でも(岩手で)4強には入りたい」。あうんの呼吸で難敵に挑む。(守田 力)

最終更新:7/8(土) 6:04
スポーツ報知

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