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水、食事、病気 被災地の衛生管理で気をつけるべき6つのこと

7/7(金) 6:01配信

BuzzFeed Japan

河川の氾濫や土砂崩れなどの大規模な被害が出ている九州北部の豪雨災害。濁流に街が飲まれ、蒸し暑い季節に被災者が体調を崩すことも心配される。

JRの鉄橋が流された 被害の甚大さを物語る比較写真

ただでさえ、生活が不安定になった被災者は健康維持のために、どのようなことに気をつけたらいいのだろうか。中越地震、東日本大震災、熊本地震など被災地での医療支援の経験が豊富な、沖縄県立中部病院感染症内科副部長の高山義浩さんに話を聞いた。【岩永直子 / BuzzFeed Japan】

まずは落ち着いて行動を

まず高山さんはBuzzFeed Newsに次のように指摘した。

「大規模災害に続く集団の避難生活では、しばしば感染症が大流行する可能性が報じられ、被災者は不安を募らせます。東日本大震災でも、被災直後の破傷風に始まり、インフルエンザ、ノロ、麻疹(はしか)、津波肺炎などが震災関連死を増やすのではないかと報じられ、避難生活で手一杯の被災者を不安にしていました」と指摘する。

「国際的には大規模水害の後にマラリアやレプトスピラ症などの感染症が流行することがありますが、現在の北九州で、洪水を原因とする特殊な感染症の流行をとりわけ警戒する必要はありません。落ち着いて復旧に取り組んでいただければと思います」と言う。

その上で6つの注意点を挙げてくれた。

1、 安全な水を飲用する

井戸水などは汚染されている可能性があります。水質検査で確認されるまでは飲まないようにしましょう。

また、給水時点では安全な水であっても、調達や保管の方法によって汚染されてしまうことがあります。清潔な容器に入れて冷暗所に保管してください。ペットボトルのお茶や飲料水を活用するのが一番安全です。

2、 トイレ使用のルールを守る

避難所のトイレなどの数を増やし、女性や子どもでも利用しやすい環境にすることが大切です。なお、日本人はトイレを清潔にすることにこだわる傾向がありますが、被災地の限られた人員と資源でトイレの清潔を保つことは困難です。

むしろ、トイレの後に手洗いをしっかりするとか、トイレと居住空間の履物を別にするといったことで、「トイレは不潔なものだ」という認識を持つことの方が感染対策上は有効だと思います。

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最終更新:7/7(金) 6:01
BuzzFeed Japan