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「GI保護制度」とはどんなもの 水産物は「みやぎサーモン」など4例

7/7(金) 13:53配信

みなと新聞

 農林水産省が認定するGI保護制度は、一般的にまだあまり知られていない。競馬のG1(レース)とは違う。GIは地理的表示(Geographical Indication)保護制度の略称。農林水産物・食品など、その名称によって産地や品質特性などを特定できるGIを知的財産として、国で保護する制度。例えば「神戸ビーフ」や「夕張メロン」など。GIの不正使用に対しては、行政が取り締まりを行う。登録団体は訴訟などの負担がなく、自らのブランドを守ることができる。

 2015年12月の「あおもりカシス」を第1号に、今年6月末までに38例が登録された。水産物では16年10月の「下関ふく」をはじめ、16年12月の「十三湖産大和しじみ」、今年5月に「みやぎサーモン」、6月には「田子の浦しらす」の4例。今のところ農畜産物が圧倒的に多い。下関ふくやみやぎサーモンなどは今後、東南アジアをはじめ海外への輸出を視野においている(みなと新聞調べ)。

 GI保護制度は国内法で、海外の不正利用に対しては、現在のところ法的に取り締まりはできない。今後GI保護制度に取り組む諸国と条約などにより、相互保護可能な仕組みを構築していく。農水省は地域ブランド品の名称・生産地・生産方法・品質などを審査。適当と認めた場合、産品を扱う生産者や加工業者の団体がGIに登録認定される。登録品はGIマークの添付が許可される。地域ブランド産品として差別化され、価格への反映が期待される

最終更新:7/7(金) 14:21
みなと新聞