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【ラグビー・サンウルブズ】 日野が初先発「狼らしく噛みつく」 ストーマーズ10番は宗像でも輝いた新星

7/7(金) 11:44配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 先週末、ライオンズに屈辱的大敗を喫したサンウルブズ。元南アフリカ代表ヘッドコーチで現在はテレビ解説者を務めるニック・マレットに「日本はスーパーラグビーを真剣にとらえていない」と批判されたが、今季残り2試合で汚名を返上することはできるだろうか。次は南アツアーの最終戦、現地時間8日にケープタウン(ニューランズスタジアム)でアフリカ第1カンファレンス首位のストーマーズに挑む。

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「先週の試合では、選手、スタッフ全員が描いていた試合がまったくできなかったため、今週のストーマーズ戦では、相手に積極的に立ち向かっていこうと考えています。今週我々は、プライドをかけ、良いパフォーマンスを継続して発揮することで、ファンの皆さんの信頼を取り戻せるよう挑んでいきたいと思います」
 そうコメントしたフィロ・ティアティア ヘッドコーチはスターティングメンバーを9人替えた。

 ライオンズ戦ではスクラムが大きな課題となったが、フロントローは3人とも新しくなり、PR山本幸輝、HO日野剛志、PR浅原拓真が先発する。スーパーラグビー100試合出場を達成したLOサム・ワイクスは負傷離脱したためセカンドローにはLOヘル ウヴェが入り、FLのマルジーン・イラウアと松橋周平もキックオフからハードワークが期待される。ライオンズ戦を欠場した司令塔の田村優は10番をつけ、松島幸太朗もコンディション調整から復帰。先週15番でプレーした笹倉康誉が負傷でチームを離れたため、FBにはリアン・フィルヨーンが入り、松島は右WTBで先発する。リザーブには、今年まだサンウルブズでプレーしていないPR具智元が名を連ねた。

 ゲームキャプテンを務めるNO8ヴィリー・ブリッツは、「私はケープタウン出身なので、ここに戻って来られたことは非常に嬉しいですが、それと同時に、ニューランズスタジアムでストーマーズと戦うことの難しさを熟知しています。良い試合をするには、私たちが100%のパフォーマンスを出し続けるしかありません。すべてを出し切りたいと思います」とコメント。

 そして初先発となるHO日野は、「今週1週間は、今までやってきた自分たちのプレーを信じて、一人ひとりの責任をどこまで遂行できるかというところに注力して準備しています。泣いても笑っても80分しかありません。また、南アフリカのチームとの戦いは今シーズン最後の試合となります。一つひとつの機会を大事にして、悔いがないように全力で戦いたいです。何か南アフリカで足跡を残していきたい。大敗の後だからこそ、ふりきって、思い切ったプレーができるチャンスだと思います。狼らしく、相手に噛みついていきたいです」と闘志を燃やす。

 一方のストーマーズは、すでにカンファレンス制覇を決めているが、プレーオフへ向けて調子を上げていく必要があり、スタメンに9人の南ア代表キャップホルダーをそろえてきた。
 先週のチーターズ戦を休んだ主将のFLシヤ・コリシと副将のLOエベン・エツベスが戦列復帰。大腿四頭筋の怪我から復活したCTBダミアン・デアリエンディも戻ってきた。チーム屈指のボールキャリアーであるFBのSP・マレーが負傷したため、6月に代表デビューを果たしたばかりのディリン・レイズが左WTBから移動して15番をつける。11番は元セブンズスターであるシアベロ・セナトラが任され、右WTBには同じくリオ五輪セブンズ銅メダリストのチェスリン・コルビが入った。
 10番は、福岡県宗像市で開催されるサニックスワールドラグビーユースの2015年大会で活躍し、今年3月に18歳でスーパーラグビーデビューを果たした未来のスター候補、ダミアン・ヴィレムセが務める。注目の若手はもうひとりいて、今年のワールドラグビーU20チャンピオンシップで最多の7トライを挙げ、大会最優秀選手にも選ばれたジュアーノ・オーハスタスが7番を任されスーパーラグビーデビューとなる。
 ベンチには、フランス(ボルドー)での2年間を終えて古巣に復帰したばかりの南ア代表PRスティーヴン・キッツォフらが入った。

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