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【インタビュー】ポップの魔術師・ビッケブランカ、ファースト・アルバムにして最高水準のコンセプチュアル的作品群が完成

7/7(金) 12:57配信

トレンドニュース(GYAO)

圧倒的なファルセットボイスを持つシンガーソングライター、ビッケブランカ待望のファースト・フルアルバム『FEARLESS』が7月5日にリリースされた。ベン・フォールズ・ファイヴやミーカ、クイーンなどを彷彿とさせる、ポップで高揚感あふれるメロディに美しいコーラス、天に駆け上がるようなハイトーン・ボイスは相変わらず健在で、まるで映画音楽のような冒頭のインスト曲から始まる構成や、緻密に練り上げられた壮大なサウンドプロダクションなど、デビュー作にしてコンセプト・アルバムのような力作に仕上がっている。

【ミュージックビデオ】アルバム収録曲 最新曲「Moon Ride」>>

これほどまでの傑作を、彼は一体どのようにして作り上げているのだろうか。アルバム制作の過程はもちろん、シングル「Moon Ride」のPV撮影エピソード、ライヴにおけるこだわりなどざっくばらんに語ってもらった。

■多種多様な楽曲スタイルで「自分が聴いていても退屈しないアルバム」

――映画音楽のようなインスト曲から始まり、ロックオペラのような楽曲も収録されるなど、非常にコンセプチュアルな作品だと思いました。

ビッケブランカ(以下.ビッケ): ありがとうございます。でも、作っている時にはテーマもコンセプトも全然意識していなくて。これまでのシングル同様、「今作れる曲を作っていこう」と思って作り始めて、ある程度曲がそろったところで、例えば「バラードが多いからアップテンポの曲も入れよう」とか、「英詞が多いから日本語詞を増やそう」とか、そうやってパズルのピースを埋めていくような感覚で曲をそろえていきました。ある意味、行き当たりばったりというか。

――ということは、作っていく中で最終的にテーマが浮き上がって来た感じ?

ビッケ: そうですね。5、6曲できたところで、「このアルバムのラストはどう締めようか」という風に思いはじめて。それで「THUNDERBOLT」という曲ができた時に、この曲を軸としたアルバムにしたい、つまり“前に向けて一歩踏み出す勇気“とか、そんなエネルギーを感じさせるアルバムにしたいと思うようになりました。アルバムタイトルを『FEARLESS』(恐れを知らない、大胆不敵)に決め、そこからは意識しながら残りの楽曲を書いていきました。

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