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【九州豪雨】近づく「72時間の壁」。中断した救助作業、母を待つ家族の涙

7/7(金) 19:43配信

BuzzFeed Japan

記録的な豪雨で土砂災害や河川の氾濫が相次ぎ、大きな被害が出ている福岡・大分両県。発災から3日を迎えた7月7日になっても、いまなお孤立状態にある人、行方がわかっていない人たちがいる。福岡県朝倉市では、この日も行方不明者の捜索が続いた。【BuzzFeed Japan / 瀬谷健介】

「水害にあったら、どうすればいい?」 このチラシが、とてもわかりやすい

BuzzFeed Newsは、国内外問わず災害や紛争の被災地支援などをする認定NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」に同行し、5日から6日朝まで孤立していた朝倉市立松末小学校(杷木地区)を取材した。

自宅に近づけない

山あいにある松末小学校は、2つの川の分岐点近くにある。5日からの豪雨の影響で、川が氾濫し、土砂崩れも重なって道路が分断されて孤立。校舎1階が浸水して土砂や倒木も流れ込んできた。

小学生18人を含む54人が、不安な夜を過ごした。翌朝、陸上自衛隊が到着し、54人はヘリコプターや徒歩で再避難した。

7日になっても、小学校までの道は、通行止めにより途中までしか車で進めない。徒歩で向かい、その理由がわかった。途中、道路が崩落した地点が数カ所あり、車が通れる幅はなかった。

「ネットで拡散してほしい。どうか、助けて」

松末小学校の2階の廊下。40歳の男性はそう話すと、むせび泣いた。

近くの小河内地区では、今も義母の藤本千代香さん(64)が行方不明のままだ。川が氾濫したため、自宅にこれ以上近づくことはできない。

藤本さんの長女である妻(40)と家族5人で、1キロほど離れた集落の方を見つめた。

母を待って避難せず

デイサービスに通う母と2人暮らしの藤本さん。あの夜、誰もが予期しなかった事態が起きた。

朝倉市では5日、1時間雨量が129.5ミリ、24時間雨量も516ミリと過去最高を記録している。24時間雨量に至っては、平年の7月の月間雨量を超えるほどの豪雨だ。

5日午後2時40分、天気予報を確認した男性は、義母である藤本さんに「松末小学校に逃げるように」と電話した。しかし、「デイサービスに出かけている母の帰りを待つ」と、避難しなかったという。

幸いにも、藤本さんの母は無事だった。雨の影響で施設から帰れなかったからだ。しかし、一方の藤本さんとは5日夜に、連絡が途絶えたという。

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最終更新:7/7(金) 19:43
BuzzFeed Japan